「ドリームクラブ ZERO ポータブル」新要素インプレッション--セッちゃんとチークダンスや記念撮影をしたり犬視点の妄想をしてきました

　ディースリー・パブリッシャーから12月17日発売予定のPS Vita用ソフト「ドリームクラブ ZERO ポータブル」。本作での新要素を体験したインプレッションをお届けします。

　本作は、ピュアな心の持ち主である男性だけが入会できる大人の社交場「DREAM C CLUB（ドリームクラブ）」を舞台に、ホストガールたちとお酒を飲みながらコミュニケーションを楽しめる、恋愛シミュレーション「ドリームクラブ」シリーズの最新作。Xbox 360でリリースされた「ドリームクラブ ZERO」の移植作となってますが、PS Vitaの機能を存分に活かした新要素が随所に盛り込まれています。

　全般的なところは 東京ゲームショウ2011での試遊レポや動画、PS Vita版の新要素の概要は以前お届けした記事を参照していただければと思いますが、ここは一刻も早くセッちゃんと記念撮影…ではなく、新要素がどんな感じなのかをチェックしてみなさまにお伝えするべく、ディースリー・パブリッシャーさんに伺ったわけです。ええ、決して記念撮影だけして帰るつもりが、思いのほかチークダンスにハマったからじゃないですよ？（割と実話）。

　もう名前も出しちゃってますが、今回紹介する上で自分が指名するホストガールは…だいたいの方はおわかりですよね、きっと。

　担当者の独断と偏見による一押しのホストガール”セッちゃん”こと雪（せつ）。初代「ドリームクラブ」時代から押し続けてン年といってもいいぐらいの長い期間になってきましたが、ブレることなくいつも通りにご指名させていただきました。ゲームショウで見たときもそう思いましたが、改めて見てPS Vitaのセッちゃんはかわいいなぁ。…どんな状態でも「かわいい」と言ってしまうのかもしれませんけど、でもPS Vitaの画面は綺麗に表示されるので、かわいく映し出されているなと素直に思います。しかも新私服で登場していただきましたよ。

ひとまずデートシーンにおける写真撮影に挑戦。撮影方法もPS Vitaの機能を活かしたものになってます。慣れない操作のせいかちょっと微妙な写真になっちゃいましたが、ある意味セッちゃんらしい写真かも。

■懐かしいカード感覚も味わえるブロマイドのギミックを紹介

　まずはブロマイドからチェックしておきましょう。これは既にお伝えしている部分でもあるのですが、実はカード閲覧画面でちゃんとジャイロを活用したギミックが仕掛けられて、PS Vita本体を傾けると光沢の場所が変わるようになってます。さらにブロマイドにはレアリティ（ランク）があるんですけど、ランクによってはよりギミックを活用したブロマイドが登場します。

この2枚を見比べてみるとただ光沢があるだけではなくて、その光の部分が移動しているのがわかりますよね。それにしてもうさ耳ポーズのセッちゃんかわいいなぁ。

こちらは本体を傾けると、2枚の絵柄が映し出されるというもの。角度を変えると絵柄が変わるカードがあったかと思いますけど、その感覚が味わえます。ちなみに「Sランク」とありますけど、これが最高ランクではないらしい…？

　このブロマイドでは、ちょっと懐かしい感じのカードのような感覚を味わえます。また、near機能で交換も可能なのでコンプリートを目指してみてください。

■2人だけの甘い世界への没入感がハンパじゃない「チークダンス」

　さてさて、お次は「チークダンス」です。モーションセンサー（ジャイロ）を活用したもので、画面の指示にあわせてVita本体を、車のハンドルを回すかのように一定のリズムで右に左に揺らすというもの。

アダルトな雰囲気で楽しめるチークダンスにセッちゃんも大喜び。説明はしっかりと読んでおきましょう。

　セッちゃんにVIPルームに連れられてミニゲームを選択すると「チークダンス」の項目が加わってます。とりあえずやってみることにしたのですが、ああセッちゃんの顔が近い…。

セッちゃんマジどアップ。見ているこっちが照れちゃうぐらいです。

　…あれ？　なんか気がついたら10回ぐらい続けてやってました？　記事掲載用の写真撮影を兼ねていたとはいえ、「もう一回、もう一回」と続けて、あっという間に時間が過ぎてしまいました。これは思っていた以上に没入感がハンパないです。ゆったりと操作するというのもあるのかもしれませんが、ダンス中はちゃんと両手で背面タッチパッドを触っていなくてはいけないのです。それはもうホストガールの腰に手を回して支えるかのごとく。ちゃんとダンスが踊れていると周りがピンク色になったりハートも浮き出てきて、より2人だけの甘い雰囲気に。

　またチークダンスは本来紳士の踊りですから、本来は腰に回した（背面タッチパッドで添えた）指をもぞもぞ動かしたり、顔（前面タッチパネル）をつついたりしてはいけないのですが、でも指を動かしたりつついたり、息を吹きかけるボタンでフーっとしても反応してくれます。ダンスがうまく踊れていると、このときの反応も”甘い”ものになります。その反応具合がさらにドキドキ感をそそるんですよね。

最後には背面タッチパッドの指を放して、ホストガールのターンで締めくくります。ちなみに開店準備スタッフさんが見たことも無いという最高評価を出すことができました（実話）。愛ですよ愛。

　いやはや…本当に没頭してやってしまっていたので、開店準備スタッフさんが一言「佐藤さん、幸せそうでしたね」とぽつり。あーニヤニヤしながらやっていたんですねきっと。誰かに見られると恥ずかしいので、一人のときにやりましょう（笑）。ともかくこれはPS Vitaならではの機能を活用したものですし、言葉では表現できない魅力的な面白さがあったので、体験ならぬ”体感”をしてほしいですね。

参考までに、踊りがうまくいかないと冷めた雰囲気になってしまい、セッちゃんの表情も険しいものに。こういう状態で指を動かしたり顔をつつくと嫌がる反応をします。しまいには下手っぴと言われる始末。しっかりとチークダンスを練習をしておきましょう。

（次のページでは、犬視点でじゃれあう「ドリー犬」や、記念撮影ができる「ドリームスナップ」を紹介）