流山市の会社員田島由美さん=当時(24)=が一九九七年に刺殺された事件をめぐり、十五日に千葉地裁で開かれた裁判員裁判で、被害者参加制度を利用している田島さんの姉が「十五年つらい現実を生きてきた。被告には一生刑務所に入っていてほしい」と意見陳述した。
公判には、田島さんの姉ら遺族三人が参加し、初めて自ら意見を述べた。姉は事件直後、殺人容疑で県警に誤認逮捕されたことを「想像を絶する体験で忘れられない」と説明。「(被告は)犯行当時、少年だったからといって刑期を甘くしないでほしい」と裁判員に訴えた。
姉に先だって法廷に立った田島さんの母親は、涙声で「今年九月、事件後に初めて娘が夢に出てきた。被告が自首すれば早く解決したはず。極刑を望みます」と述べた。
犯行時十七歳だった被告の男(33)=強盗殺人罪などで起訴=は、これまで公判で「警察に自白させられた」などと主張していたが、この日は遺族の話に目を閉じ、肩を震わせていた。
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