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　全日本プロレス３冠ヘビー級王者の船木誠勝（４３）が次期挑戦者の征矢を戦慄の場外ＫＯ。Ｖ３戦（１１日、長野・ホワイトリング）に向け大デモを敢行した。

　恐怖の一撃が放たれたのは、メーンで行われた前哨６人タッグマッチだ。１５分過ぎに場外乱闘に突入した２人は、徐々にヒートアップ。本部席のテーブルを持ち出した征矢に、船木はヒザ蹴りの連打を浴びせて鉄柵へ追い込んでいく。

　そして前のめりになった征矢のアゴへ、船木は容赦なく左ハイキックを発射。征矢はそのままうつぶせに崩れ落ち、ピクリとも動けない。完全失神だ。船木は殺気を充満させながら、無言のまま会場を後に。一方の征矢はテーブルに乗せられて控室へ運ばれ、盟友・大森の呼びかけにも無反応だった。リングドクターによると「一時的な脳振とう」で３冠戦に影響はないという。しかし、征矢は最強タッグ初優勝＆世界タッグ王座返り咲きで飛ぶ鳥を落とす勢いだった。その征矢を一撃で仕留めたことで船木の勢いも加速しそうだ。