◆あすWBAバンタム級王座統一戦
大阪市内で2日、調印式が行われた。5度目の防衛戦となる王者・亀田興毅にとって、同じ26歳のルイスは同級1位で最強の挑戦者とも言われる強敵。真価が問われる一戦を前に、興毅は“メンチ切り”こそ封印したが「亀田興毅、なかなか強いんじゃないと言われるような試合にしたい」と強気な言葉を吐き、静かに戦闘モードに入った。
風邪予防のため、マスク姿で現れた興毅は、どことなくピリピリムードを漂わせた。ハーフコートにマフラー姿で会見に出席したルイスに「日本は寒いからしゃあないのかな。もうちょっとリラックスしたらエエんとちゃう」と軽い先制ジャブ。ルイスは31勝28KO1敗と抜群のKO率を誇り、最強の挑戦者とも言われるが「オレの力がどんなものか証明する。亀田興毅、なかなか強いんじゃない? と言われるような試合にしたい。ルイスには、引き立て役になってもらうよ」と強気に言い放った。
会見の終わりの写真撮影の際、カメラマンから「向き合って」と要請され、恒例の“メンチ切り”が見られるかと思いきや、興毅は応じることなく、その場を離れた。「その時、その時の気分や」と封印した理由を語った。第1子の長男が9月に誕生してから初めての試合。心境の変化については「今まで29戦してきたけど、負けていい試合は1試合もなかった。同じ気持ちで戦う」とキッパリ。戦闘モードに入ってきた。
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