JAXA:ロケット情報流出か PCがウイルス感染
毎日新聞 2012年11月30日 13時26分(最終更新 11月30日 14時00分)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は30日、筑波宇宙センターの業務用パソコン(PC)1台がウイルスに感染し、新型固体燃料ロケット「イプシロン」などの情報が外部に流出した可能性があると発表した。JAXAによると、機密情報ではないという。
JAXAによると、流出した可能性があるのは、イプシロンや国産大型ロケット「H2A」「H2B」などの開発会議の議事録のほか、ロケット関係の設備に関する資料など。職員が今月21日にパソコンの更新をしたところ、ウイルス感染が見つかり、ウイルスが情報収集した跡や外部と通信していたことが確認された。他のパソコンの感染は確認されていないという。
JAXAは「再発防止に向け情報セキュリティー強化に取り組みたい」とのコメントを出した。【鳥井真平】