インドネシア:武装集団が警官3人射殺 パプア州独立派か
毎日新聞 2012年11月28日 19時07分
【ジャカルタ佐藤賢二郎】インドネシアからの分離・独立運動が続く東部パプア州で27日、独立派とみられる武装集団が警察施設を襲撃し、警官3人を射殺、武器を奪って逃走した。
国家警察の報道官は「OPM(自由パプア運動)による銃器強奪が目的」と発表した。OPMは独立を目指す武装組織で、政府の対テロ特殊部隊による掃討作戦で弱体化したとされ、近年組織的な攻撃は行われていなかった。警察はOPMや独立派組織「西パプア国家委員会」を「テロ組織」として弾圧。一方、独立派側は「警察の自作自演」と反発しており、真偽は不明だ。