平松ＯＢ会長が桐光・松井獲得熱望

　ＤｅＮＡのＯＢ組織「ホエールズ・ベイスターズＯＢ会」の平松政次会長（６５）が２日、夏の甲子園で１試合２２奪三振の記録を樹立した地元神奈川の桐光学園・松井裕樹投手を、来秋ドラフトで指名することを熱望した。

　「ベイスターズにはドラフトの大物が入っていないでしょ。競合はするだろうけど、松井はぜひ指名する、という意気込みでやってほしい」

　１日のＯＢ会で承認された平松会長と松井には、浅からぬ縁がある。小６時、１２球団選抜対抗戦の少年野球チーム「ベイスターズＪｒ．」に所属していた松井だが、当時、監督を務めていたのが平松新会長だったのだ。

　「小柄だったが当時からストレートに切れがあったし、いいカーブを投げていた。今年の夏はすごいスライダーを投げていたけどね」。入団のあかつきには平松氏が付け、現在空き番となっている背番号「２７」の継承も要望。カミソリシュートで２０１勝を挙げた右腕の後継者に指名した。　（後藤慎一）