ゾウのウメ子再び、ＮＰＯ法人が映像募り小田原映画祭で上映へ/神奈川

2010年6月23日

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差し出されたバナナに喜ぶ在りし日のウメ子

　ゾウのウメ子に再会したい―。小田原のアイドルだった亡きウメ子の“映画”が制作される。今秋催される第４回小田原映画祭を主催するＮＰＯ法人おだわらシネマトピアが、その素材となる８ミリフィルムや写真などに刻まれたウメ子の映像を募集している。

　小田原城址（じょうし）公園（小田原市城内）で60年間暮らした雌のアジアゾウ「ウメ子」が大往生したのは昨年９月17日。推定62歳、人間なら約１００歳。国内最高齢の１頭だった。

　「ウメ子のほほ笑ましい姿を次世代に伝えたい」。そんな思いが“映画”づくりのきっかけだ。１９７０年代に８ミリカメラが流行したことから、ウメ子を撮影した８ミリフィルムを中心に、写真やＶＴＲなどに残された映像を募ることにした。

　いずれも所有者の許可を得た上で同ＮＰＯ法人がデジタル化した映像作品を制作。ナレーションやテロップといった表現法は未定だが、同映画祭で上映するほか、小田原の史実を映した映像資料として活用する方針。

　同映画祭は今年９月25日から10月３日まで。問い合わせは、電子メールで同ＮＰＯ法人まで。アドレスはｉｎｆｏ＠ｏｄａｗａｒａｅｉｇａｓａｉ．ｓａｋｕｒａ．ｎｅ．ｊｐ。

ゾウのウメ子再び、ＮＰＯ法人が映像募り小田原映画祭で上映へ/神奈川

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