エンタメ読売西部本社の記者を諭旨退職 取材メモ誤送信 編集局長も更迭+(1/2ページ)(2012.8.14 09:37

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読売西部本社の記者を諭旨退職 取材メモ誤送信 編集局長も更迭

2012.8.14 09:37 (1/2ページ)メディア

 読売新聞西部本社(福岡市)は14日付朝刊で、福岡県警警部補による贈収賄事件の取材メモを、メールで複数の報道機関の記者に誤って送信し「取材関係者を窮地に追い込み、多大な苦痛を与えた」として、社会部の後藤将洋記者(33)を諭旨退職処分にすることを明らかにした。誤送信などに対し適切な対応を取らなかったとして、井川●(=隆の生の上に一)明取締役編集局長(58)を役員報酬2カ月、30%返上の上で更迭し、井川聡社会部長(53)も降格させる。

 福岡県警は7月25日、県内の暴力団関係者に捜査上の便宜を図った見返りに現金を受け取ったとして、収賄容疑で警部補を逮捕。

 後藤記者は、この事件について逮捕前の同月20日夜、県警関係者への取材内容を上司や同僚記者にメールで報告しようとし、誤って福岡司法記者会加盟の新聞・テレビ・通信社計13社の記者に一斉送信した。メモには、取材相手の名前は書かれていなかったが、所属部署と思われる名称が記されており、読売新聞は「取材源の特定につながりかねない情報を外部に拡散させたことは、報道倫理上許されない」と処分に踏み切った。

 誤送信の報告を受けた編集局長や社会部長も、十分な対応を取らなかったため取材相手らを苦しい立場に追い込んだとしている。

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