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中国人観光客向けバス無許可運行で逮捕
12月3日 16時21分

中国人観光客向けバス無許可運行で逮捕
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中国人観光客向けのバスを無許可で運行していたとして、千葉県で旅行会社を経営する中国人の男が逮捕され、警視庁は2年間におよそ5000万円の利益を上げていたとみて調べています。

逮捕されたのは、千葉県松戸市の旅行会社「日新通商サービス」の社長、蔡*キ源容疑者(39)です。
警視庁の調べによりますと、蔡社長は運輸局の許可を受けずに観光バス事業を営み、ことし9月から10月にかけて、東京都内のホテルから箱根や山梨の観光地まで中国人観光客をバスで運んだとして、道路運送法違反の疑いが持たれています。
これまでの調べによりますと、蔡社長は2年ほど前から無許可営業を始め、中国の旅行代理店からの依頼で観光客を受け入れていたということです。
バスの運転免許を持たないアルバイトの中国人運転手に運転させていて、これまでにおよそ5000万円の利益があったということです。
ことし4月に群馬県の関越自動車道で7人が死亡したバス事故を受けて、観光バスの会社が各地の運輸局の立ち入り検査を受け、勤務管理などの問題で次々に営業停止処分を受けるなかで、無許可営業をしていた蔡社長の会社が観光客を増やしていたということです。
警視庁によりますと、蔡社長は「生活のためにやった」と供述し、容疑を認めているということです。
(*キ=「埼」の「土へん」が「王」)

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