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【東京】

都知事選 初の選挙サンデー 知恵絞り 公約アピール

都知事選告示後初の日曜日、街頭で候補者(左端)の演説に耳を傾ける有権者ら=都内で

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 都知事選の告示後、最初の日曜となった二日、主な候補者は繁華街や観光地に繰り出し、大勢の人に公約を訴えようと東奔西走した。物まねや歌など知恵を絞ったパフォーマンスで盛り上げ、少しでも注目を集めようと懸命だった。 (都政取材班)

 前神奈川県知事の松沢成文氏(54)=無所属新人=は、盟友の上田清司埼玉県知事と銀座に立ち、「首都圏連合で、世界で最も魅力ある都市をつくる。江戸城の天守閣も再建する」と訴えた。所属する吉本興業の若手芸人らが、スーツにたすき姿で松沢さんの物まねをし、買い物客でにぎわう歩行者天国を盛り上げた。

 元自民党総務会長の笹川尭(たかし)氏(77)=諸派新人=はJR新宿駅東口一帯を練り歩き、ハンドマイクを手にしながら「東京を世界一安全な町にする。安心して子育てできる町にする」と呼び掛けた。親子連れらの手を握り、親しみやすさをアピール。そろいの上着を着た女性スタッフがのぼり旗を掲げ、公約集を配って回った。

 前日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏(66)=無所属新人=は銀座でマイクを握り「最初にやることは、東京から脱原発を進めること」とかすれ声を張り上げた。「開発にばかり投資し、弱者を切り捨てた」と石原都政を批判。「♪東京なのに『宇都宮』、弁護士なのに『けんじ』」というテーマ曲の演奏で名前を売り込んだ。

 元副知事の猪瀬直樹氏(66)=無所属新人=は銀座で、企業に三日分の食料備蓄を義務付けた帰宅困難者対策条例の重要性を説き、「東京を安心安全の町にし、オリンピックを二〇二〇年に実現したい」と訴えた。宮城県気仙沼市の市議らも駆け付け「大震災では助けられた。市民がこぞって応援しています」とエールを送った。

 発明家の中松義郎氏(84)=無所属新人=は、派手な赤いコート姿で銀座に立つと、買い物客らとの記念写真に応じた。「有権者から握手を求めてくる」と人気を誇示し、「完全無所属で本物の第三極。知事には創造力と国際力が必要だ。原発に代えて、曇った日でも発電できるソーラーパネルを使う」と訴えた。 (届け出順)

 

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