敦賀原発:2号機直下 地層で新たな変形見つかる

毎日新聞 2012年12月02日 21時39分(最終更新 12月02日 22時37分)

D1破砕帯を調べる原子力規制委員会の調査団ら=福井県敦賀市の敦賀原発で2012年12月2日午前11時17分、望月亮一撮影
D1破砕帯を調べる原子力規制委員会の調査団ら=福井県敦賀市の敦賀原発で2012年12月2日午前11時17分、望月亮一撮影

 日本原子力発電敦賀原発(福井県)の原子炉建屋直下を通る断層(破砕帯)が活断層かどうかを調べていた原子力規制委員会の調査団は2日、2日間の現地調査を終えた。島崎邦彦委員長代理は調査終了後、2号機直下を走る「D−1破砕帯」の上にある地層で新たな変形が見つかったことを明らかにした。D−1破砕帯は敷地内の活断層「浦底(うらそこ)断層」とつながり、連動する可能性が残された。

 結果は10日に開く評価会議で議論する。活断層とみなされれば、廃炉に追い込まれる可能性が高い。

 同原発は唯一、敷地内に活断層「浦底断層」が走り、そこから枝分かれする破砕帯の一部が原子炉建屋の直下を通っている。調査団は初日に続いてD−1破砕帯に注目。浦底断層と同時に動く可能性があるかどうかを、合流地点付近を調べたところ、一部の地層に変形が見つかった。

 この変形がD−1破砕帯が動いてできた痕跡かどうかについては、島崎氏は「直接の証拠はないが、浦底断層を動かしているのと似た力がかかっているのは共通理解だ」と説明。動いた時期について、活断層とみなす目安に掲げた「約40万年前以降」の可能性が高いとの見解を示した。【岡田英】

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