2012年11月30日

高円寺で2店

/名物塩らーめん小川軒平尾店にて塩らーめん/中華そばJAC@高円寺にて中華そば/博多ラーメンばりこて@東高円寺にて博多ラーメン/

 朝は名代箱根そばマルシェ新百合ヶ丘店にてかき揚げ天そば370円、サービスチケットで麺大盛り。
 ねぎ多めを忘れずにお願いしました。
 丼のお蕎麦に天麩羅を乗せるの場合、天麩羅の上から汁を掛けてしまうお店と、天麩羅には全く掛けないお店があります。
 箱根そばは店舗によって違いますが、ここは半分だけ浸けるタイプ、サクサク感もしっとり感もあって、とても美味しいです。

 お昼は客先から20分ほど歩いた名物塩らーめん小川軒平尾店、混んでいるとお昼休みに帰ってこられない計算ですけど、混み合っています。
 店先がガソリンスタンドの跡地になっていて、というか、ガソリンスタンドの跡地の奥にお店を作った感じです。
 飲食店が軒を連ねていて、ラーメン以外の食事もしてみたい感じです。

 一段だけ階段を登って店内へ、広くてゆったりした間取りは厨房を囲むカウンター10席と4席、奥の小上がりは4人掛けが4卓。
 メニューは塩味から始まって醤油味、味噌味、トッピングのないすっぴんラーメン、サンマーメン、合わせラーメン、つけ麺、期間限定で塩タンメンも用意されています。
 ここはひとつ、看板メニューの塩味をお願いしました。

 お冷やを飲みながら数分で塩らーめん680円、平皿でなく専用の受け皿付きでカウンター台に置かれました。
 ふんわりとステキな香りがして、誘われるようにスープを飲んでみると丸鶏やゲンコツを丹念に煮出した味わい、「つなぎ」や臭み消しの野菜出汁もステキです。
 高級だったり貴重な食材ではなく、普通に手に入る食材を料理人の腕で美味しくする料理がラーメンなんだよ、と語りかけてきますね。

 細麺が良くスープを吸い上げてするすると食べられます。
 トッピングはチャーシュー、細めのメンマ、薬味ネギ、スープと麺をしっかり味わう一品に仕上がっていますね。
 とても美味しかったです、ご馳走様でした。
 他のメニューも食べに来るかな。

 銀杏の紅葉、って変な漢字(笑)

 仕事が終えて今夜は高円寺、高円寺には赤い結界が張られているので新店がオープンしてもすぐに行かれないけれども。
 駅から中野方面に半分近く戻ると環七が南北に走っているので、歩道橋で渡ってほんの少し北に歩くと中華そばJAC@高円寺があります。
 って、お店があることを知っているから来てますけど、店名や営業時間はA4一枚に書かれているだけ、あとは中華そばの下げ看板と営業中の立て看板のみ。

 徳島ラーメンを提供するとの話題お店で、徳島ラーメンはチェーン店として何軒かが関東に進出してきていますが、個人店では極めて珍しいです。
 で、その「徳島ラーメン」を前面に謳っているかと思ったら店内のどこにも書かれておらず、じゃあどこから「徳島ラーメン」となったのかと思ったら開店告知のフライヤーらしい。
 店内に入ると厨房を囲むカウンター4席と3席、パッと辺りを見渡すと券売機があったので、記念にぱちっと撮影してからスタンダードと思われるメニューのボタンをぽちっと。

 後から知りましたがラーメン以外の撮影はお断りだそうです。
 けれども店内には何の告知もありませんし、店員さんの目の前で何枚か撮ったけど何にも言われなかったですし、撮影お断りの情報はどこからだろうか。
 カウンター席の両辺に先客さんがいましたが、パッと見て食べる量が多く残っているお客さんの方の席に座りました。
 厨房はちょっと奥に引っ込んでいるので調理は見えませんでしたが、私の後から来た3人客の分も同時に作って提供されていました。

 食べたのは中華そば700円、角盆にはラーメン丼と一緒に玉子と豆板醤が付いてきます。
 なるほど、徳島ラーメンと言うことで生玉子付きなんだ、というか知っているから生と分かるけど、知らない人は茹で玉子と思う人もいるんじゃないかな。
 徳島ラーメンよろしく生玉子をラーメンに割り入れて、ついでに豆板醤も乗せてしまってから食べ始めます。
 スープはかなり粘度がある豚骨出汁、臭みは殆ど感じずに良い味が出ていますけど、これを徳島ラーメンのスープと言うのは無理がある気がします。

 中太麺はスープによく合っていて素人が思いつきで組み合わせた感じではなく、調べてみるとくるりで働いていた方が店長さんをされているとのこと。
 くるり関連なら三河屋製麺でしょうか、麺箱は席からは見えませんでした。
 トッピングは徳島ラーメンらしくすきやき風の豚バラ肉、茹でモヤシ、幅広メンマ、小切りの万能ねぎ、と。
 お店が「徳島ラーメン」と言うなら徳島ラーメンでしょうけど、事前情報がなければ「くるりのセカンドブランド」としか思えません。
 ラーメンとしてはとても美味しかったです、ご馳走様でした。

 そのまま高円寺駅そばのお店に向かいましたが、なんとなく近場のお店を探してみると、ふいに「おっ、行っていないジャン」と思い立ち。
 環七まで戻ってそのまま南下、大久保通りってのを東に歩いていくと左手(北側)にお店が見えてきます。

 博多ラーメンばりこて@東高円寺ホームページ)、食べログの東京ベストラーメン2010年で(支店が)1位のお店です。
 ホームページを読むと97年に町田に新規オープンし、21世紀になってこちらに移転されたようです。
 その後、都立家政に支店展開、先月にはラゾーナ川崎に3号店と下積みを経ての大ブレーク。
 って、そんなことより通り向かい側の看板のないお店の方がずっと気になりましたが。
 店内に入ると横一文字のカウンター8席の半分が埋まっていて、その後、すぐに満席になり、外待ちもできていました。

 初めてのお店でしたので「博多ラーメンをお願いします」と声を掛けたら、「固さは?」と親近感のある返事、「かたでお願いします」と返事しました。
 慣れたお客さんは「ネギカタ」「タマゴバリ」などとオーダー、見渡す限り全員が替え玉をされていました。
 替え玉は1玉120円、半玉60円と田中商店並み、博多から直送する麺ゆえ、無料サービスというわけにはいかないでしょう。

 卓上の紅生姜などをチェックする間もなく出来上がってきた博多ラーメン600円、目の前におかれた瞬間に美味しいことが分かる麺相です。
 レンゲでスープをすくって味見をする必要は無いなと感じ、すぐに箸を差し入れて極細麺を手繰り、ずずっと食べてみるとそこ博多の屋台ラーメン(行ったこと無いけど)です。
 ああ、旨いなぁ、豚骨ってこんなに旨いんだな。

 麺を手繰る箸を止めることなく次から次へと食べます、途中、薄切りのチャーシューも食べたような気がしますけど。
 あっという間に麺を食べて終わってしまって替え玉しようとすると、隣のお客さんが「替え玉、なまで」とコール、なまって?
 関東近郊の博多ラーメン屋さんの麺の茹で加減は普通、固め、バリカタ、ハリガネ、コナオトシなどが一般的ですが、なまって生なの?

 麺茹でを見ていると生ではなくさっと茹でていて、それじゃあ食べられないこともないだろうけど固くないかなと思いつつ、食べてみたくなって。
 「替え玉、半玉、なまで」とお願いして、秒単位で提供された麺をスープに入れて食べてみると、確かに固い、固いけれどもスープの中で少しずつ茹でられているのが分かります。
 ああ、旨いなぁ、生ってこんなに旨いんだな。
 最後に辛子高菜、紅生姜、気持ちニンニクおろしで味変し、スープまで飲み干してしまいまいた。
 ランキング一位は伊達じゃないな、旨かったです、ご馳走様でした。

 満月が綺麗な夜。
 この一瞬は唯一無二であり、同じ光線、明るさ、角度の写真は二度と撮れない。
 二度と見れないことを人間は美しいと表現し、二度と見たくて石を彫ったり、木を削ったり、弦を弾いたり、言葉を作り出したり、文字を考えた。
 美しさを伝える技術のことを芸術という。

posted by ふらわ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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