ザックJ、2月にもう1試合 2億円以上入る“ドル箱興行”で協会も得
12.1更新
2014年ブラジルW杯のキップ獲得に王手をかけているサッカー日本代表。2013年は2月6日のキリンチャレンジ杯ラトビア代表戦(神戸ホムスタ)からスタートを切るが、ザッケローニ監督(59)たっての要望で、2月中にもう1試合計画している。
なにしろ、「1日でも多く代表のスケジュールを組んでほしい」というのが指揮官のリクエスト。W杯アジア最終予選は快進撃を続けていても、まだまだ自信をつけるには足りないらしい。
日本代表は例年、1月下旬に始動するが、来年の公式戦は3月16日のアジア最終予選ヨルダン戦(アウェー)までない。結局、2月6日のラトビア戦後は時間が空いてしまうため、その間にもう1試合組み込む予定だ。さらに、試合会場として日本代表の“聖地”埼玉スタジアムをすでに押さえているという。
ザッケローニ監督にとっては希望通りの展開だが、実は日本協会にとっても願ったりかなったりなのだ。
最終予選では絶好調のザックジャパンだけに、どんな相手と組んでも国内の試合は入場券が即完売。しかも、テレビ局の放映権料は1試合1億5000万円に設定されており、「この“代表景気”を考えれば値上げしたいくらいですよ」(協会関係者)という状況だ。つまり国内で代表戦を開催すれば、ざっと2億円以上が懐に入るわけ。
ザッケローニ監督の願いがかない、スタジアムはもちろん満員で日本協会も潤う。ザックジャパンという名の“ドル箱興行”なら、やらない手はない。