大谷と３日再交渉！ダル背番「１１」用意…日本ハム

　日本ハムが、ドラフト１位指名した花巻東の１６０キロ右腕・大谷翔平（１８）の単独入団会見を９日に札幌ドームで行うために調整していることが２日、分かった。

　関係者によると、３日に岩手・奥州市内で行う大谷との再交渉を前に、球団は札幌Ｄ側へ９日の使用を打診し、会見の準備を進めているという。１２月９日は、一昨年に斎藤が新人初の本拠地での単独入団会見を行った日。メジャー挑戦を表明していた右腕からの吉報を信じて、佑ちゃんと同じＶＩＰな舞台を整える。

　ダルビッシュ（現レンジャーズ）がつけた背番号１１も用意する。球団幹部は「１１番？　本人が望めば」と明言。これまでは夢のサポートを前面に訴え、条件提示を控えていたが、大谷の要望があれば、ダルの後継者手形となるナンバーを示す。

　斎藤とダルの「いいとこ取り待遇」に加え、球団の高卒新人では、ダルビッシュ、中田に続く契約金１億円プラス出来高５０００万円、年俸１５００万円の最高条件も用意。２度目の出馬となる栗山英樹監督（５１）の熱意と合わせ、歓待する。

　◆雄星は決断を見守る　西武・菊池は花巻東の３年下の後輩にあたる大谷の決断を尊重する意向を示した。栗山監督が再出馬しての追加交渉に「ビックリしました」と話した上で「自分で決めれば納得すると思う。一ファンとして見ています」と見守る構え。自らもメジャーか国内か悩み抜いた過去があるだけに「どこに行こうが応援しています」と思いやった。