家族の
リスクマネジメント勉強会


講師紹介

半谷輝己(はんがいてるみ)

 1962年双葉町(福一原発から3㎞)生まれ。
田村市在住。
日大大学院にて抗生物質の研究で新物質を発見。
協同乳業名糖牛乳研究所、
(株)コニカケミカルを経て現在、学習塾BENTON SCHOOL塾長、(有)BENTON代表取締役。日本菌学会会員。
日本ワルケリアナ協会理事。得意分野は化学、植物学、菌学(キノコ)、放射線、教育関係。

◆たむらと子どもたちの未来を考える会(AFTC)副代表 
◆放射線安全フォーラム(RSF)会員 
◆福島ステークホルダー調整協議会(FSAC)事務局長 
◆伊達市 食品・放射線アドバイザー

どんな話しがきけるのか?

勉強会の冒頭は、生い立ちと「原発の町」の過去と現在から始まります。そんな彼から見たこの原発事故。彼もいったんは県外に避難したのですが、実は早い段階から「大丈夫」と思えることもあったそうです。
本題が始まっても放射線αβγといった専門的な話には入りません。基準値ってどういうものか?安全、安心ってどういうものか?という話から。
私たちは、この1年ちょっとの間、さんざんこの基準値に振り回されてきました。この4月からは“放射性セシウム100Bq/kg”――ここにだけに一生懸命に注意を払っています。
でも、実はたくさんの意外な事を私たちは見落としています。 少し視点を変えてみようというわけです。
例えば「水道水と市販のミネラルウォーターはどっちの基準値が厳しいかご存知ですか?」「タバコの煙は、彼氏や旦那が吐いたのと、知らないオヤジが吐いたのではどう?」
放射線のリスクと、私たちの周りにあるその他たくさんのリスクとの比較をしてゆきます。その上で、リスク(≠危険、=冒険)とベネフィット(=利益)のバランスを、もう一度、正確に見つめていこうと半谷さんは提案します。 後半は食品ごとの放射性物質の検出データをグラフで見てゆきます。各々の食品の特性と放射性物質の関わりが丁寧に解説され、何が危険で、危険でないのかが整理されてゆきます。
たくさん種類のある放射線測定器の特性、よりミクロな視点での放射線の人体への影響などが解りやすい資料をもとに紹介されます。 リスクに対するスタンスのとり方は、文化圏によっても異なるものです。放射線の問題によって、少しバランスが悪くなった私たちのリスクマネジメントに、新しい風を吹き込んでくれるのが、半谷さんのお話です。