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最終更新:2012年12月3日(月) 1時25分

吊り金具の接続部分、詳しい点検せず

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 トンネルを管理するネクスコ中日本は、本社のある名古屋市で2度、記者会見を開き、事故について説明しました。

 「このような大きな事故を起こしたということは大変申し訳ないと思っております」(NEXCO中日本 金子剛一社長)

 それによりますと、1枚1トンのコンクリート製の天井板を支える吊り金具が110メートルにわたって崩落したことが事故の原因だということです。

 ネクスコ中日本では、今年9月の詳しい点検で異常はなかったと説明していますが、トンネルの天井と吊り金具の接続部分は高さ5メートル以上あって手が届かないため、開通以来、ハンマーで叩くなどの詳しい点検をした記録がないということです。

 老朽化部分の見落としという可能性もあるため、3日、同じ構造のトンネルで行われる緊急点検では、ハシゴなどを使って詳しく調べることにしています。(03日00:45)