
2006年7月24日
応援に行ってきました!!
滋賀県に女性知事誕生――
かだ由紀子さん、市民ボランティア選挙で勝利!!

当選直後のかださんと握手する伊沢けい子
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去る7月2日に行なわれた滋賀県知事選挙で無所属新人のかだ由紀子さんが、現職知事で自民・公明・民主推薦の国松善次氏との事実上の一騎打ちの末、見事当選しました。
かだ由紀子さんは京都精華大学の教授で、過去30年以上にわたり、滋賀県内各地を歩き回り、琵琶湖の調査や滋賀の地域研究などを行なってきました。教え子である学生たちや環境市民団体、大型公共事業の反対を訴える多くの県民に支援され、選挙戦を戦いました。
かだ由紀子さんは、最大の争点となった「新幹線の新駅建設計画」(総額650億円)をはじめとした大型公共事業計画に対して、《もったいない》を合言葉に建設凍結を訴えました。滋賀県政は1兆1000億円もの借金がある危機的状況で、無駄な事業に税金をつぎ込むのは「もったいない」。新駅建設計画、6つのダム建設計画、焼却施設建設計画などの事業の凍結で得た財源は、福祉や雇用や教育にもまわしていきたい、と訴えました。
私も、市民の党の仲間と共に、1週間泊り込みで選挙を手伝い、毎日朝から晩まで、かだ支持を訴え電話をかけました。
自公政権による政治によって国内で経済格差が広がり、雇用が不安定になり、年金や医療などの社会保障が切り捨てられるなか、現職知事が大型公共事業の利権を手放そうとせず、福祉にしわよせを行なおうとしたことに対し、「もったいない」の合言葉が浸透し、最後には県民の運動の大きなうねりとなりました。これは現職候補を応援した自民、公明、民主の支持基盤をも大きく揺るがし、滋賀県民が自らの意思を示した反乱といえます。
東京都でもオリンピックを口実とした大型公共事業計画が目白押しです。三鷹市でも、1兆3500億円もかかる外かく環状道路計画が、都や国から示されています。
滋賀県で大型公共事業の凍結が実現できて東京都で実現できないことはないはずです。ぜひとも、東京でも政治を変える運動を大きくしてゆきましょう!
伊沢けい子
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