コラム4(テイルオブリバース)
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私とテイルズシリーズ
学生時代PSの幻想水滸伝の1作目で物語の感動を知り「テイルズオブディスティニー」に期待をし発売と同時に購入した。これが初テイルズ。グラフィックが綺麗なだけで内容はひどいものだった。なんのひねりも無いストーリー、魅力の無いキャラなどに二度とこのシリーズを買うものかと誓う。時は流れワゴンセールでDSの「テンペスト」を購入。まったくやる気のない完成度になんでこれが人気シリーズなのかと考える。 やるゲームが無いときに知人からPSPの「レディアントマイソロジー」を借りる。テイルズ祭みたいなこのゲーム気は進まなかったがプレイするとはまってしまう。純粋にゲームとして面白いが余計なストーリーが無いのがよかったのだろう。主人公はメイキングで感情を示さないしほとんど分からん歴代キャラとのやり取りも無視すればいい。 これがきっかけでシリーズの評価が少し変わりDSの「イノセンス」、PSPの「エターニア」を借りてプレイ。ストーリーが王道なものの「ディスティニー」のような臭さが無く素直でいい。そう、いい意味での定番、王道なのだ。ゲームとして面白いからそれを邪魔する気取った会話が無い分集中できた。特に「エターニア」はボリュームと作りこみは見事でこれを最初にプレイしていれば見方は変わっていただろう。 そして気をよくして中古3000円弱でPSPの「リバース」を自分で購入してしまう。 「テイルズオブリバース」 「ディスティニー」の再来であろうかパッケージのストーリー説明などでいやな予感はしたのだが本当にならなくてもいいじゃないか。PS2からの移植らしいがPSP「エターニア」は綺麗だったのに特にバトルのグラフィックの質が悪い。もとが低かったのか?解像度や色数増えても下手な絵は下手なお手本か?キャラもただでさえ好まぬ「いのまたむつこ」のデザインが臭さ全開。なんかロマサガっぽいキャラが一人混じってない? ストーリーは普通の人間であるヒューマと早い話が獣人のガジュマが共存する世界で両種族のいがみ合いが起こるというもの。姿は違えど同じ「ヒト」であるのになぜ憎しみ合わなければならないの?という同じ人間で戦争が起こっている現実なら即座にガジュマは皆殺しだろうというといいたくなる設定。 主人公達はこの争いを止めるために頑張るわけだが「もっと他になにか無いのかよ!?」と言いたくなるほど臭さ直球の言動。ヒロインのクレアが特におめでたい妄想平和主義者。 ツッコミどころ全開ストーリー まず主人公!!あんたぜんぜんかっこよくないから。かっこつけているつもりなのか余計みっともなく見えるだけ。どっかのビジュアル系アーティストとかが音楽番組で見せるリアクションといっしょで。 ヒューマと同じ立場であるべきのガジュマのビジュアルが明らかに下等。ゲーム中でも動物は公認で人間の下の存在だがガジュマはその動物と人間のハーフみたいなビジュアルな時点で明らかに格下。プレイヤーが現実の人間である以上それと同等の架空の存在を設定するなら他にあるだろう。てめえらの食料の顔した人間だよ?明らかに醜いじゃん。しかも鳥やヤギや犬など色々個体差ありすぎ。ヒューマとガジュマって言うかヒューマとその他って感じ。人間だって肌の色とか個体差限度あるのに。獣のガジュマは鳥のガジュマとか食ったりしないのかな? 人間や動物が仲良く暮らす点ではドラえもんの映画やアンパンマンの世界といっしょ。いや、純粋な動物や果てはパンとまで完全に仲良く暮らしているアンパンマンの世界のほうがリバースよりはるかに次元が上という事か。敵はバイキンのみ。よく考えたらアンパンマンすごいんだね。実際ゲームで起こる両種族のもめごとは「村の集会所は私らガジュマが建てた物なんだから」と独占するなどアンパンマンのケンカにも劣るくだらないものばかり。それを必死に止めに回る主人公達。「このまま憎しみが広がれば世界は・・・」とか言うがそんなつまらん揉め事で滅ぶ世界はいらねーよ。少しはアンパンマンの世界を見習えよ。連中をアンパンマンワールドに連れて行ってやりたいよ。そして言ってやれ!!「ヒューマもガジュマもパンも同じヒトじゃないか!!」と。 ヒロインのクレアがガジュマのアガーテと体が入れ替わってしまい「姿が変わっても愛するヒトを受け入れられるか?」みたいな展開になるが例えば年老いたり怪我などで醜くなるというのなら分かるが明らかに他の人間じゃねえかよ。しかも知っている他の人間。しかも下等民族の姿。元に戻す可能性があるうちは振舞っていられてもダメなら受け入れられんだろう。大体見た目は人のすべてでないが確実に重要な一部だろう。体変わったら明らかにある意味別人だろう。ちなみにヒューマとガジュマのハーフなる存在も登場するが明らかにご都合主義的なビジュアル。角を隠せばヒューマと見分けがつかない容姿ながらガジュマ以上に嫌われる始末。 アガーテ姿のクレアがギロチンにかけられる前の演説ムービーは小学生の道徳の授業のようでしかも長いのでとうとうスキップ。ピーチパイがどうのとか言っているところで吹いた。ピーチパイをおいしいそうに食べる動物やモンスターがすぐ横にいて「こいつらも仲間かよ!!」と突っ込まれたり、ピーチパイを仲良く食べるふりで親密を装い盗みを働く「ピーチパイ詐欺」が流行したり「俺ピーチパイ嫌い。」と言うやつが突っ込んだり、さらにはそれに対し「ピーチパイトッテモオイシイヨ!!」となぜか片言で反論するやつがいてケンカが始まったりとかいくらでも単調にならない演出ってあるだろう。 あと冒頭の村の旅立ち後休憩に立ち寄った小屋で主人公がユージーンに成長したと言われるけどまだ旅が始まったばっかじゃねえか!! 結論言うと真面目にやる気あるのかと問いたくなる内容・・・ってか明らかにスタッフ狙ってやってるだろう。ちなみに現在終盤各地の揉め事を止めにまわるあたりでプレイ放棄。 ・・・以下オレ的アレンジ。 ・ティトレイの工場では工場長が異様にゴマをすられていて何かあるとすぐに村人から「工場長!!」と言われる。。 ・ティトレイの最終称号が「工場長」。 ・ティトレイのキノコ料理に対し全員有無を言わさず「キノコ汁」と呼称(汁(じる)を強調)。 ・ティトレイのキノコ汁でユージーン以外の全員が下痢のお約束パターンへ。 ・さらにトイレへ駆け込んで紙がないのお約束パターンへ発展。 ・おかしくなったユージーンにマオが「僕なら大丈夫」といいつつ喰われる。「ムツゴロウ王国」の称号を獲得。 ・おかしくなったユージーンにアニーが動物用の鎮静剤を注射。 ・その後なぜかユージーンはアニーに服従。 ・パーティーがガジュマの言い訳にユージーンを「食料」と言う。 ・マオのつまみ食いに激怒したおばさんが箒を手に「このろくでなし!!」と追いまわす。 ・怪我や病気のガジュマを見るたびにアニーが「大変!!早く獣医を呼ばなきゃ!!」と言う。 ・怪我や病気のガジュマを見るたびにアニーが保健所に通報する。 ・食料品屋でなぜか「ヤマザキ春のパン祭り」のシール用紙をもらう。 ・なぜかヒルダがシールを集めるのに夢中になる。 ・景品の皿はユージーンのエサ用に使われる。 ・ユージーンが狂犬病にかかる。後、パーティー全員に感染。 ・狂犬病なので水場のダンジョンを異様に恐れる。 ・キョグエンで珍しいものを迫られたときにヒルダが「ビックリマン」のシールを出す。 ・なぜかシールの中に「ドンゴッド理事長」が混じっている。 ・ヒルダの母親に追い出されるときヒルダが「黙れ!!このヤギ!!」と言う。 |
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