指導していた大学の女子柔道部員を合宿先のホテルで乱暴したとして、準強姦罪に問われた2004年アテネ、08年北京両五輪の柔道男子金メダリスト、内柴正人被告(34)の第6回公判が29日、東京地裁(鬼沢友直裁判長)であった。
検察側は、合宿初日の昨年9月17日に内柴被告が別の女子部員と性行為したと明かすと、内柴被告も「ずっと前から。愛情を持って同意の上で」と認めた。内柴被告は合宿に参加した女子部員4人のうち3人と性行為をしたことになる。
弁護側による補充質問では「子供ができてトラブルになったことがあるでしょう?」と聞かれ、「自分の子と認めていないが、女性に(金を)払っている」と答え、隠し子まで発覚した。
さらに内柴被告は廷内のソファを使って事件当日の行為を“再現”。「フェラチオで勃起したのか」と検察側に質問されると「フル勃起かは分からない」「そんなに暴れん坊(棒)じゃないんで」と応じ、エロワード連発に傍聴席から失笑が漏れた。
次回12月26日の公判では、検察側が論告求刑を行う。