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最終更新:2012年12月1日(土) 0時25分

JAXA、新型ロケット情報 漏洩の可能性

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 茨城県つくば市のJAXA =宇宙航空研究開発機構の事務所にある、パソコン1台がコンピューターウイルスに感染し、新型ロケットなどに関する内部情報が漏洩した可能性があることがわかりました。

 JAXAによりますと、11月21日、筑波宇宙センターの事務所で、職員のパソコン1台を起動させたところ、ウイルスへの感染が見つかりました。このパソコンをネットワークから切断し、調査した結果、ウイルスがパソコン内のデータを集めた痕跡と、外部との通信が確認され、情報が漏洩した可能性があることがわかりました。

 漏洩の可能性があるのは、新型のイプシロンロケットなどに関する内部資料ですが、直接の設計に関わるような機密性の高いものではないということです。

 現時点で、ほかのパソコンへのウイルス感染は確認されておらず、JAXAでは、サイバー攻撃の可能性も含め、感染原因の究明を急いでいます。(30日19:57)

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