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【富山】「生きる苦労の研究」体験 高岡で50人参加 自分なり“処方せん”
生きづらさや病気による困難さを「研究」して、自分なりの“処方せん”を仲間と考える「当事者研究」を学ぶ集いが一日、高岡市東上関の「コミュニティーハウスひとのま」であった。五十人が参加し、それぞれの「苦労」を語り合い、「研究」を体験した。 「当事者研究」は北海道浦河町にある、障害がある人たちの活動拠点「べてるの家」で生まれた。べてるの家では精神疾患などを否定的に捉えず、仲間と支え合いながら、自分なりの生き方を創り出す手法で、自立を実現している。 自らの経験から当事者研究に関心を持った富山市の女性(38)が「当事者研究を知ってもらうことで、前に一歩でも歩き出すきっかけにしてほしいし、仲間をつくりたい」と考え、知人と集いを開いた。 「べてるの家」の活動に携わる向谷地(むかいやち)宣明さん(29)=東京都=が、べてるの家の実践を紹介しながら、「苦労」を研究することで、自分の状態を理解し、対処方法を考えられるようになっていくことを説明。参加者の「一日の悪いことばかり探してしまう」「不安なことを結びつけてしまう」といった「苦労」を題材に話し合った。 (飯田克志) PR情報
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