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ジャイアントパンダ導入の取り組み状況について

ジャイアントパンダ導入の取り組み状況について

平成24年10月25日

ジャイアントパンダ導入の取り組み状況について

いま仙台市は,被災地・東北の子どもたちに夢と希望を与え,復興のシンボルとなるよう八木山動物公園にジャイアントパンダを導入する取り組みを進めています。
ジャイアントパンダは,中国に生息する動物で,特徴的な白と黒の模様と愛嬌のあるしぐさから,多くの人々に親しまれています。しかし,現在,野生での生息数は,約1,600頭足らずで絶滅の危機に瀕しています。
ジャイアントパンダを絶滅の危機から救うためには,生息環境の保全と飼育施設での繁殖研究を推進する取り組みが必要です。仙台市は,東北の子どもたちに夢と希望を与える復興のシンボルとすると共に,中国と共同で繁殖研究を行うため,導入の取り組みを始めました。
今後,取り組みの状況をホームページで随時お知らせしていきます。 

1.経過

・大震災後の5月に,中国の温家宝首相が被災地の名取市や福島市などを訪れた際に,子どもたちにジャイアントパンダのぬいぐるみをプレゼントしたエピソードなどを契機として,市長が駐日中国大使へジャイアントパンダの貸与の希望をお伝えいたしました。〔平成23年9月〕

・ジャニーズ事務所が立ち上げた災害支援プロジェクト「MarchingJ」から,支援の申し出をいただきました。〔平成23年12月〕

・日中首脳会談の場で,温家宝首相からジャイアントパンダ貸与について,前向きな発言をいただきました。〔平成23年12月〕

・ジャイアントパンダを受け入れるための環境整備,その他について,MarchingJ財団と検討を進めております。

・中国側との具体的な交渉に向けて,ジャニーズ事務所とともに中国外交部へ表敬訪問を行いました。〔平成24年3月〕

第1回仙台市ジャイアントパンダ導入プロジェクト会議を開催しました。〔平成24年4月〕

・ジャイアントパンダ導入について,MarchingJ財団から支援表明書をいただきました。〔平成24年6月〕

第2回仙台市ジャイアントパンダ導入プロジェクト会議を開催しました。〔平成24年8月〕

 

2.費用

・ジャイアントパンダ舎の建設費用
・ジャイアントパンダの輸送費用
・飼育開始から5年間のジャイアントパンダ保護資金,損害賠償保険料,飼料調達に要する費用
以上の費用について,MarchingJ財団ならびにジャニーズグループ各社からご支援をいただくことになっております。

 

3.ジャイアントパンダが来る時期

具体的な時期などはまだ正式に決まっていません。ジャイアントパンダは国際的な保護動物なので,仙台に来るためには,学術研究目的として,中国側と協定の締結などが必要となります。
まずは協定の締結に向け,関係者との協議などを行っていきます。

 

4.そのほかの取り組み状況

ジャイアントパンダを八木山動物公園に受け入れるためには,飼育施設や飼育員の研修など飼育環境の整備,来園者の方々のアクセス対策などが必要です。また,たくさんの方が動物公園を訪れることが見込まれますので,経済効果やシティセールスに着目した事業の展開も期待されます。このため,現在,様々な課題の整理などを行っており,関係者とも協議を行いながら,万全の体制で準備を進めます。

 

5.平成24年度関連予算

平成24年度は,ジャイアントパンダ導入関連予算として,26,645千円を計上しました。内訳は,八木山動物公園の基本構想の見直しに要する経費15,000千円,導入にあたっての調査等に要する経費11,645千円です。

 

6.市議会における主な質疑状況

平成24年第1回定例会での主な質疑(PDF:126KB)

平成24年第3回定例会での主な質疑(PDF:124KB)

 

資料等

各種資料については以下のリンクよりご参照ください。

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