東山口信金:防府信金と対等合併、新信金誕生 県央部から東部、28店舗を展開 /山口
毎日新聞 2012年11月27日 地方版
東山口信用金庫(柳井市)と防府信用金庫(防府市)が26日、経営基盤の強化などを目的に対等合併し、「東山口信用金庫」が誕生した。
新たに発足した東山口信金は職員数約300人で、県央部から東部までをサービスエリアとし、28店舗を展開する。10月末現在の預金残高は2143億円で、県内の信金では2番目、中国地方では7番目の規模となる。
この日、防府市天神1の本店で記念式典があり、関係者がテープカットをして合併を祝った。嶋本博理事長は「合併前の伝統と特長を生かしながら、地域に信頼され、親しまれる信金にしていきたい」と抱負を述べた。
記念式典は柳井市中央2の柳井支店でもあり、関係者約20人が出席。児玉正史副理事長が「合併によるスケールメリットを生かすことにより、利便性も増すと確信する」とあいさつした。同市の井原健太郎市長は「柳井地域を取り巻く経済・雇用情勢は厳しく、雇用問題に尽力をお願いしたい」と祝辞の中で述べた。【脇山隆俊、小中真樹雄】
〔山口東版〕