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世田谷の放射性物質除去費用 国が負担
11月29日 6時49分

世田谷の放射性物質除去費用 国が負担
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去年10月、東京・世田谷区のスーパーマーケットの駐車場で強い放射線が計測され、地中から放射性物質が入った瓶が見つかった問題で、およそ1年をかけた現場の土を入れ替える作業が終わりました。
費用は国が負担する方針で、およそ4億円を来年度予算の概算要求に盛り込みました。

東京・世田谷区八幡山のスーパーマーケットの駐車場周辺では、去年10月、1時間当たり最高で170マイクロシーベルトという強い放射線が計測され、アスファルトの下から放射性物質が入った瓶が見つかりました。
その後、瓶を取り除くとともに、周辺の土を入れ替える作業などが1年がかりで進められ、除去した土などは最終的に50リットルのドラム缶386本分に上りました。
かかった費用は、本来、放射性物質を所有していた人が負担するのが原則ですが、長い年月がたっており、特定できないことが想定されています。
このため、国はこの費用を負担する方針を決め、およそ4億円を来年度予算の概算要求に盛り込みました。
予算を要求した原子力規制委員会は「本来、負担しなくてよい土地の所有者に多額の費用を負担してもらうわけにはいかず、周辺住民の安全確保も考慮して国が支援することにした」と話しています。

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