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中間貯蔵施設 年明けにも現地調査
11月29日 4時20分

中間貯蔵施設 年明けにも現地調査
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除染で出た土などを保管する中間貯蔵施設について、原発周辺の自治体が建設に向けた国の現地調査の受け入れを決めたことを受けて、環境省は年明けにも調査を始める方針です。
しかし、一部の自治体では受け入れを反対する声もあり、計画どおり進むかどうかは、依然、不透明な状況です。

福島県の中間貯蔵施設の建設を巡っては、ことし8月、環境省が原発周辺の双葉町、大熊町、楢葉町の合わせて12か所で、建設に向けた現地調査の実施の受け入れを要請していました。
調整は難航していましたが、28日、福島県と関係する自治体は調査の受け入れは建設の受け入れとは異なることを確認し、国が調査の内容や状況について地元に丁寧に説明することなどを条件に調査の受け入れを決めました。
これを受けて、環境省は年明けにも現地調査を始める方針で、3か月程度をかけて建設が可能な場所かどうかを確認する予定です。
しかし、県によりますと、28日の会合を欠席した双葉町は、受け入れに反対する意向を福島県に示しているということです。
環境省の工程表では、設置場所の選定は来年3月末までに終える予定で、環境省と福島県は、引き続き双葉町と調整を続けるとしていますが、計画どおり進むかどうかは、依然、不透明な状況です。

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