北朝鮮 中国からの穀物輸入量が大幅減少

北朝鮮 中国からの穀物輸入量が大幅減少

2012年12月02日13時16分
[ⓒ聯合ニュース]
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  【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が今年秋に中国から輸入した穀物が昨年に比べ大幅に減少したことが2日までに明らかになった。

   韓国農村経済研究院のクォン・テジン先任研究委員が貿易協会の資料を分析したところ、北朝鮮は10月に中国から小麦粉、コメ、トウモロコシ、大豆などの穀物を2万2331トン輸入した。9月の輸入量3万5730トンに比べ38%減、前年同月(5万9369トン)比では62%減となった。

   北朝鮮が稲の収穫期に中国からの穀物輸入量を減らしたのは、深刻な水害に見舞われたにもかかわらず今年の穀物生産量が昨年より減少しなかったためとみられる。

   これに先立ち、国連世界食糧計画(WFP)、国連食糧農業機関(FAO)、欧州連合(EU)も北朝鮮の今年の食糧事情が昨年より改善したとの見方を示した。

   北朝鮮が1~10月に中国から輸入した穀物は合計23万9325トンで、前年同期の31万106トンに比べ23%減少した。このため、今年の中国からの穀物輸入量が3年ぶりに30万トンを下回る可能性もある。

   中国からの穀物輸入量は2009年の20万3390トンから2010年は31万3694トン、昨年は37万6431トンに増えた。
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