トップページ社会ニュース一覧4号機建屋“耐震性問題なし”
ニュース詳細

4号機建屋“耐震性問題なし”
11月29日 21時50分

水素爆発で建屋が激しく壊れた東京電力福島第一原子力発電所4号機について、東京電力は、今月行った3回目の点検でも壁の傾きなどに変化はなかったとして、耐震性に問題はないとしています。

福島第一原発4号機は、水素爆発で建屋が激しく壊れ、使用済み燃料プールなどが余震で壊れるのではないかという指摘があり、東京電力は定期的に点検を行って、プールや壁の傾きなどをチェックしています。
今月行った3回目の点検では、プールの水面はほぼ水平だったほか、西側の壁で見つかった水素爆発の爆風で出来たとみられる膨らみの傾きも、壁の高さ13メートルに対して、最大で4.4センチと、前回の調査とほぼ同じ値だったということです。
このほか、建屋の壁にも新たなひびは見つからなかったということで、東京電力は、現時点で4号機の建屋やプールの耐震性に問題はないと評価しています。
ただ、高い放射線量の影響で、建屋の北側など調査ができていない場所もあり、東京電力は、今後も慎重に耐震性を確認していくとしています。

[関連ニュース]
このページの先頭へ