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アスベスト 労災など認定1144人
11月28日 17時33分

アスベスト 労災など認定1144人
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職場でアスベストを吸い込み肺がんなどになったとして、昨年度、労災などと認定された人は、全国で1144人に上ることが分かり、厚生労働省は労災認定を受けた人が働いていた場所をホームページで公表して注意を呼びかけています。
また、29日と30日に補償の仕組みなどについて電話で相談を受け付けることにしています。
番号は03-3595-3402です。

厚生労働省によりますと、職場でアスベストを吸い込み肺がんや中皮腫などの健康被害を訴えて、昨年度、労災と認定されたり、「アスベスト健康被害救済法」に基づいて補償の対象となったりした人は、前の年より108人多い1144人でした。
労災認定を受ける人はここ数年、毎年1000人前後で推移しており、厚生労働省は当面は、こうした状況が続くとみています。
業種別では、アスベストを使った断熱材などを扱う建設業が578人、アスベストの製造工場や造船工場などの製造業が461人で、合わせて全体の9割を占めました。また都道府県別では最も多かったのは、東京都で148人、次いで大阪府と神奈川県が99人、兵庫県が97人でした。
アスベストは平成18年に使用が全面禁止になりましたが、健康被害が出るまで30年から40年の潜伏期間があるとされています。厚生労働省は今回、労災認定を受けた人が働いていた事業所など936か所をホームページで公表し、不安がある人は医療機関や労働基準監督署に相談するよう呼びかけています。
また、29日と30日に補償の仕組みなどについて電話で相談を受け付けることにしています。
番号は03-3595-3402です。

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