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被災の水田で収穫 新米の試食会11月27日 15時47分
津波で海水をかぶる被害を受けた宮城県沿岸の田んぼで土壌の塩分を取り除いて作付けし、収穫した新米の試食会が仙台市で行われました。
この試食会は、津波の被害を受けた農地の復旧状況を広く知ってもらおうと行われ、およそ50人が参加しました。
27日は作付けした田んぼのある自治体の名前が書かれた弁当が用意され、参加した人たちは新米を味わいながら収穫の喜びを分かち合っていました。
宮城県内では津波で沿岸部の田んぼや畑およそ1万4300ヘクタールが浸水し、ことし7月の時点でこのうち半分のおよそ7200ヘクタールで、がれきの撤去や土壌から塩分を取り除く作業が行われています。
石巻市から参加した男性は「とてもおいしいです。自分たちも津波の被害に遭っただけに涙の出る思いで食べています」と話していました。
津波の被害を受けた農地について、国や宮城県は再来年の春までにすべての復旧作業を終えたいとしています。
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