“天井が落ちV字に” “爆発音かと”12月2日 11時3分
中央自動車道の笹子トンネルで壁が崩落し、複数の車が巻きこまれて火災が起きています。
当時、トンネルにいた人は「天井が突然、落ちてきた」と話しています。
崩落現場からおよそ50メートル手前を走行していた30代の男性は「天井部分のコンクリートが突然落ちてきた。大きな音はなかった。そのあと、下敷きになった車1台から火が出ているのが見えた。恐ろしくなってその場で車を降りておよそ1時間かけて歩いて出てきた。トンネル内は混んでいなかった」と話していました。
また、崩落した現場の30メートルから40メートル手前を車で走行していたという男性は「前を走っていた白い乗用車が、天井が落ちてきて車の上半分ぐらいが潰され、火が出ていた。天井や両脇の壁が崩れ、まだ何台か巻き込まれているかもしれない」と話していました。
事故に遭遇した別の公務員の男性は「軽自動車でトンネルの出口付近を走っていたところ、後ろから「ズドーン」という爆発音のようなものが聞こえてきたので慌てて車を路肩に止めた。状況を見ようと外に出たら、後ろから黄色っぽい砂煙の塊のようなものが猛スピードで飛んできて、あっという間に周囲が包まれた。後方から何人もの人が避難してきたが、中には手首をすりむくなどのけがをしている人もいた。その後、すぐに車で避難したので火災には気付かなかった」と話していました。
さらに、長野県塩尻市から山梨県富士吉田市に向かっていた37歳の男性は「天井が落ちてVの字になっていました。道路の幅いっぱいに天井が落ちて、周りの壁が倒れているようでした。両側の避難通路の手すりの部分から崩れ落ちているようでした。白い乗用車が巻き込まれていて火が出ていました」と話していました。
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