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過去のトンネルでの火災事故12月2日 12時53分
国内で起きたトンネルでの火災事故では、33年前の昭和54年7月に静岡県の東名高速道路の日本坂トンネルで乗用車とトラックの追突事故がきっかけとなり、トンネル内で火災が起きて、7人が死亡した事故があります。
トンネルには、スプリンクラーが設置されていましたが、トンネル内の状況を確認するモニターテレビの使い方が適切でなかったため作動が遅れ、消防への通報態勢も不十分だったことなどから、消火が遅れて、トンネルの中で動けなくなった173台ものトラックや車が火災を起こし、被害が広がりました。
また、24年前の昭和63年7月、広島県の中国自動車道の境トンネルの事故では、大型トラックなど10台が次々に衝突して炎上して、5人が死亡しました。
このトンネルは長さが460メートルと高速道路のトンネルとしては比較的距離が短く、火災検知器や煙の排煙装置が設置されておらず、トンネルから煙や炎が猛烈な勢いで吹き出し、被害が大きくなったとみられています。
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