浅田 真央
プロフィール
- 生年月日:1990年9月25日
- 身長:162cm
- 所属先:中京大学スケート部
- コーチ:佐藤 信夫、佐藤 久美子
パーソナルベスト
- 総合:205.50
- (2010 バンクーバーオリンピック)
- ショートプログラム:75.84
- (ISU 世界フィギュアスケート国別対抗戦 2009)
- フリースケーティング:133.13
- (ISU 世界フィギュアスケート選手権 2007)
主な戦績
- ISU 世界フィギュアスケート選手権 2010
- (金メダル)
- 2010 バンクーバーオリンピック
- (銀メダル)
- ISU グランプリファイナル 2008
- (金メダル)
- ISU 世界フィギュアスケート選手権 2008
- (金メダル)
- ISU グランプリファイナル 2005
- (金メダル)
今季のプログラム
ショートプログラム
- 『アイ・ガット・リズム』
- 作曲:ジョージ・ガーシュウィン
振付:ローリー・ニコル
フリースケーティング
- 『白鳥の湖』
- 作曲:ピョートル・チャイコフスキー
振付:タチアナ・タラソワ
●ここがみどころ!
ショートは『アイ・ガット・リズム』の元気でコミカルな曲調にあわせて、笑顔が弾けるプログラム。「元気よく明るく、見ている人が元気になれるような演技をしたい」という。初戦の中国杯では「初めて出たシニアの試合もオレンジ色の衣装にポニーテルだったので、『あの頃みたいだなあ』って思ってリラックスして楽しく滑れた」と言い、七変化する表情にも注目だ。
フリーの『白鳥の湖』は、ロシアの名コーチ、タチアナ・タラソワの振付け。「最初はすごく伸びやかに羽ばたく白鳥、途中で切ない悲しい感じになり、最後は強い黒鳥へ。大人の演技をしたい」という。最後のコレオシークエンスでは、強い黒鳥をイメージしているといい、スピード感とパワーのある滑りを披露する。様々なシーンを踊り分ける、多彩な滑りが見せ場となる。
スポーツライター野口美恵's EYE
今季の浅田選手は、滑りの美しさとジャンプの安定感に恵まれ、ここ2年苦しんできたトンネルから抜け出した様子です。
「今年の練習のスタートはすごく遅かったのですが、いつもより安定していてレベルアップできそうな気がしています。去年より、精神的にも技術的にもしっかりしています」と語り、初戦の中国杯では見事に優勝を果たしました。
2年連続で世界選手権6位と表彰台を逃し、オフはしばらく氷から離れました。「休んだことで頭がリセットできた」といい、今季の目標は、「スケートすることで喜びを味わいたい。それが見えていれば頑張れるので、課題を見つけてもっと成長していきたい」と意欲的です。
2季前から着手したジャンプフォームの修正も落ち着き、今季は成功率も安定してきました。むしろ今季は、滑りの緩急や、演技のメリハリなど、総合力の成長が期待できます。
「信夫先生がいつも言っている『色々な滑りの幅』というのが、やっと3年目になって身についてきたと思う」と浅田選手。これまでの努力が実を結ぶシーズンが予感されます。