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【連載 Windows Sysinternalsを使い倒せ 第7回】

PsExecを使い倒せ! 〜リモートPC上のプログラムを実行する〜

IT管理者必携! 運用管理に便利な純正無償ツールを徹底解説
(2011年06月06日)

「PsExec」は、ローカルまたはリモートでプログラムを実行するツールである。IT管理者の端末から、まとめてリモートコンピュータ上にあるプログラムを実行できるため、メンテナンスや各コンピュータに一斉に設定を適用する際などに有効だ。



国井傑
株式会社ソフィアネットワーク、Microsoft MVP

[使い倒しテク]

社内のクライアントコンピュータに対してメンテナンス用のプログラムを実行する必要があります。IT管理者がリモートからプログラム実行する方法はないでしょうか?

PsExecを使えば、リモートコンピュータ上のプログラムを実行できるようになります

 リモートコンピュータ上にあるプログラムをIT管理者の端末から実行する方法としては、Windowsの標準機能である「Windows Remote Management」サービスを利用する方法や、ログオンスクリプトを利用する方法などがある。しかし、いずれの方法も事前の設定が面倒だったり、特定のユーザー権限でしか実行できなかったりするので、IT管理者が手軽に利用できるものではない。

 Sysinternalsでは、「PsExec」に代表される、名前が“Ps”で始まるツールが多く用意されている。これらのツールは、すべて“リモートから”特定の操作を行うことができる。Psで始まるツール群の1つである、PsExecはリモートからプログラムを実行できるツールで、簡単な事前設定を行うだけですぐに利用できる。

■PsExec [URL]http://technet.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/bb897553

 PsExecをIT管理者のコンピュータから実行する際、実行するプログラムと実行するコンピュータを指定すると、PsExecを実行するコンピュータとは異なるコンピュータ上でプログラムを実行できるようになる(図1)。

図1:PsExecを実行するコンピュータとプログラムが実行されるコンピュータの関係

事前設定

 PsExecを利用して、リモートコンピュータ上のプログラムを実行する場合は、プログラムを実行するコンピュータに対して事前に設定を行っておく必要がある。 行うべき設定は次の2つだ。

1.Remote Registryサービスの実行 2.Windowsファイアウォールから「受信の規則」→「リモート管理」の許可

 もし、Active Directoryドメイン環境でクライアントコンピュータの管理を行っている場合は、上記2つの設定はいずれもグループポリシーで設定できるので、まとめて設定しておくとよいだろう。

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