犯罪や事故で大切な人を失った遺族らが悲しみを分かち合う、犯罪被害者週間全国大会が東京都内で開かれました。

 夫を殺害された近藤さえ子さん:「加害者には就労支援・医療費・食費・衣服代など、国がすべて面倒見てくれるのに対して、犯罪被害者、また遺族には何もありません」
 ある日突然、夫を殺された近藤さえ子さんは「被害者や被害者家族が報われる当たり前の社会を築いてほしい」と話しました。10回目を迎える大会には、被害者本人や遺族ら165人が参加しました。大会はやり場のない怒りや悲しみを分かち合い、再び歩み出す助けになっていますが、資金難で次の開催が危ぶまれています。参加者らは「なんとか来年以降も続けていきたい」と支援を訴えました。

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