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【サッカー】

神戸 7年ぶり降格 大久保「終わった」

2012年12月2日 紙面から

神戸−広島 J2降格が決まり、ピッチに倒れ込む大久保(左)=ホームズスタジアム神戸で(横田信哉撮影)

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◇J1最終節 広島1−0神戸

 4分を超える長いロスタイムの末に、降格を告げる笛が鳴った。広島サポーターの歓喜の声が響く中、神戸FW大久保はピッチにあおむけになり、真っ暗な空を見上げた。7年ぶりのJ2降格。「終わったなあと思った。J2に落ちたのが分かったんで…」。試合後、力なく言った。

 今季開幕前、鹿島から野沢と田代、G大阪から橋本、ハイデュク・スプリト(クロアチア)から伊野波と経験豊富な選手を補強した。ところが、練習でできるプレーが試合で出ない。ボールを回せてもゴールに迫れない悪循環で、最終節で今季初めて降格圏に落ちるという悲劇が待っていた。和田元監督、西野前監督に続き、今季3人目の指揮官となった安達監督は試合後の最終戦セレモニーで「広島のようにJ2からはい上がって、クラブの力を高め、J1で優勝できるようなクラブをつくっていきます」と涙ながらに頭を下げた。

 セレモニーの最後、三木谷オーナーはブーイングを浴びながら「すべての責任は私にある。しかし、1年でJ1に上がるべく、クラブ一丸となって頑張っていく」とあいさつした。安達監督の続投は既定路線の一方で、C大阪での2度に続く自身3度目の降格となった大久保は「来年? 決まっていない。何とも言えない」と話したが、すでに移籍の意思を固めているという。7年ぶりのJ2となる来季、厳しい船出が待ち受けているかもしれない。 

  (関陽一郎)

 

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