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【大リーグ】

イチロー、ヤ軍との再契約路線に異変 代理人が他球団との交渉を示唆

2012年12月2日 紙面から

 イチローのヤ軍残留の既定路線に異変!? ヤンキースの地元紙ニューヨークポスト(電子版)は11月30日、イチロー外野手(39)=ヤ軍からFA=が、ヤ軍との再契約交渉に加えて、他球団との交渉も進めていると報じた。イチローの代理人を務めるトニー・アタナシオ氏が同紙に対し、「ヤンキースのチーム事情はわれわれには関係のないこと。われわれは既に複数球団と話し合いを持っている」と話した。

 同氏は「多くの球団がイチローの獲得に興味を示しているのは確かだが、ヤ軍で多くの喜びを味わったイチローが同球団に対して『ノー』と言うことは難しい。状況を見極め、待ちたい」と語ったばかりだが、いっこうに進まないヤ軍との再契約交渉に業を煮やしたのか、ヤ軍残留以外にも選択肢はあると言わんばかりだった。

 イチローは今季、マリナーズとヤ軍で計162試合に出場、打率2割8分3厘、9本塁打、55打点、29盗塁の成績を残し“衰えた”説を一蹴。ヤ軍以外でも、外野手補強が課題となっているジャイアンツやフィリーズなどが獲得に興味を示しているといわれている。

 しかし、ヤ軍にとっては今オフ、黒田やペティット、リベラなどの投手陣の引き留めが最優先事項となっており、FA野手にまで手が回らない状態。29日にも、11年から正捕手を務めたマーティンがパイレーツに移籍するなど、野手慰留工作で後手に回っている。ヤ軍の野手へのアプローチが鈍い中、イチローのヤ軍残留も既定路線とはいかなくなってきた。

 

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