東国原氏、やっぱり第一声は「どげんかせんといかん」

日本維新の会から出馬表明後、初の街頭演説を行った東国原英夫氏（左）

　衆院選に日本維新の会の比例単独候補として近畿ブロックから出馬予定の東国原英夫氏（５５）が１日、和歌山県内の３か所で「維新の東国原」として初の街頭演説を行った。

　田辺市（和歌山３区）、海南市（同２区）に続き、和歌山市（同１区）のＪＲ和歌山駅前でマイクを握った東国原氏は、借金をして自前で用意したという選挙カーに登り、「小学生に将来何になりたいか聞いたら『正社員』という答えが一番多い。これは国をどげんかせんといかん！」。宮崎県知事時代の２００７年、流行語大賞を獲得した得意のフレーズで約５００人の聴衆を引きつけた。

　「維新は改革はやるが、景気や経済の対策の面で弱いという指摘がある」と語った東国原氏。党からは「経済担当」を任されているという。関西での人気は未知数だが、近畿ブロックでの出馬に「天下の松井（一郎大阪府知事）さんと橋下（徹大阪市長）さんに『どうか（維新の）お膝元の近畿で頑張ってください』とお願いされりゃあ、やるしかないですよ」と決死の覚悟を明かした。

　「海南市では『ハゲ頑張れ』とハゲまされましたが、ヤジもなく温かいところだった」と“保守王国”での始動にも終始ご機嫌。今後は他の候補の応援も含め「軸足は近畿に置くが、全国を回りたい」と知名度を生かした役割を強調した。

（2012年12月2日06時02分  スポーツ報知）

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