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なぜ?小学校に強盗 首ひねる捜査関係者

 熊本県玉名市の市立八嘉小学校の敷地内で11月30日午後11時5分ごろ、男が20代の女性教員にナイフを突きつけ「金を出せ」と脅迫、現金約1万円などが入った財布を奪って逃走した。教員は左手を切られ、頭部を打撲。県警玉名署は強盗致傷事件として男の行方を追っている。

 玉名署によると、職員室で1人残業をしていた教員が帰宅しようと校舎を出ると、出入り口の近くにいた男が突然、刃渡り約20センチのナイフを突きつけた。もみ合いとなり、男は教員の頭を壁に押しつけ、左手のひらをナイフで切った。教員の財布を奪うと、走って逃げたという。当時、校内にほかの教員や保護者、児童はいなかった。

 八嘉小によると、教員が帰る直前まで、数人の保護者が校内でPTA会議を開いていたが、校門などは閉じられていた。同署は男が侵入した経緯も調べている。

 県警によると、県内の小中学校で同様の強盗事件は起きておらず、男がなぜ小学校を狙ったのか捜査関係者は、「分からない。皆目見当もつかない」と首をひねった。かつて教職員の給与、賞与が現金支給だった時代は、これらを狙う強盗事件があったが口座振り込みとなって以降は異例。

 男は20代ぐらいで、約1メートル80のやせ形。黒っぽいジャージーの上下に目出し帽をかぶっていた。

 八嘉小の西村隆司校長は「学校の敷地内に不審者が入ったということで、児童の安全を第一に考えたい」と話した。週明けには集団登校などを検討しているという。

[ 2012年12月2日 06:00 ]

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