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イチロー代理人がヤ軍批判 交渉後回しに「いい話あれば他へいく」

Jリーグの神戸対広島戦を記者席から観戦するイチロー(中央)
Jリーグの神戸対広島戦を記者席から観戦するイチロー(中央)
Photo By スポニチ

 ヤンキースをFAとなったイチロー外野手(39)の代理人を務めるトニー・アタナシオ氏が、ヤ軍との残留交渉が中断していることを明かした。30日(日本時間1日)付の地元紙ニューヨーク・ポストで、ヤ軍の「イチロー後回し」ぶりを批判した。イチロー自身は残留を最優先に考えているものの、同氏は他球団から好条件のオファーが届けば移籍することを示唆。ヤ軍側へ揺さぶりをかけた。

 もう待てない。アタナシオ氏は、3日(日本時間4日)開幕のウインターミーティング直前に本格交渉のテーブルに着かないブライアン・キャッシュマンGMについて、ニューヨーク・ポスト紙に手厳しく語った。

 「最初はよく話し合っていたが、その後はゼロ。われわれにヤ軍の事情は一切関係ない。既に複数の球団と話をしている。いい話があれば、そこにいくだろう」。黒田、ペティット、リベラらとの再契約交渉の間、話し合いが完全にストップ。ヤ軍の「放置」ぶりに業を煮やした形だ。「我慢の限界に達したイチローが他球団と交渉中」と見出しが付いた記事で、けん制球を投じた。

 アタナシオ氏は同紙を通じ、11月2日付で「来季も間違いなくメジャーに戻ってくる」と日本復帰の可能性を完全否定。6日前の同24日付では「残留が最優先になる」とイチローの思いを代弁してきた。しかし、そのメッセージも早期決着にはつながらなかった。

 大リーグ関係者によると、ヤ軍内でもイチローに対する意見は割れている。ハル・スタインブレナー共同オーナーとランディ・レバイン球団社長は集客面も含めて高く評価しており、再契約を熱望。一方、キャッシュマンGMは俊足巧打のガードナーが左翼にいるため、右翼にパワーヒッターの必要性を感じている。前日に今季21本塁打の捕手マーティンがパイレーツに移籍したことで、さらにその需要が高まった。

 イチロー側も残留が最優先なのに変わりはない。球団両トップの方針通り、ウインターミーティング中に決まる可能性は残されている。しかし、チーム編成の責任者であるキャッシュマンGMの主張が通れば、交渉がさらに長期化する可能性も十分。レッズやジャイアンツなど、外野手を必要とする他球団が、ヤ軍の提示ラインとみられる1年500万ドル(約4億1000万円)を上回るオファーを出せば、逆転移籍の目が出てくる。再契約が絶対的な「既定路線」ではなくなり、今後のイチローから目が離せなくなってきた。  イチロー成績

[ 2012年12月2日 06:00 ]

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