現在位置:
  1. 朝日新聞デジタル
  2. 社会
  3. 記事
2012年11月29日11時10分

印刷用画面を開く

mixiチェック

このエントリーをはてなブックマークに追加

大阪で岩手の震災がれき試験焼却 周辺の線量を公表へ

写真:焼却炉に投入される震災がれき。東日本大震災で生じた廃棄物は、約20%の割合で一般の廃棄物に混ぜられて焼却される=29日午前、大阪市此花区、中里友紀撮影拡大焼却炉に投入される震災がれき。東日本大震災で生じた廃棄物は、約20%の割合で一般の廃棄物に混ぜられて焼却される=29日午前、大阪市此花区、中里友紀撮影

 大阪府と大阪市は29日、東日本大震災で生じた岩手県のがれきの試験焼却を同市此花区の市環境局舞洲(まいしま)工場で始めた。30日まで。工場周辺や焼却灰の放射線量を計測して公表する。

 がれきは100トン。内訳は木材が95%、プラスチックが4%、繊維が1%。一般ごみと混ぜてクレーンで焼却炉に投入され、燃える様子はモニターで報道陣に公開された。安全性が確認されれば、年明けに3万6千トンを受け入れる方針。

 受け入れに反対する市民ら数人が工場周辺で横断幕を張って焼却中止を訴えたが大きな混乱はなかった。

PR情報
検索フォーム

おすすめ

記録に映し出された東京本店の理不尽な要求。混乱する事故直後の数日間を徹底検証。

電力業界からの広告費と引き換えに批判精神を後退させてしまったメディア。実態を検証。

緊急輸送道路を繋ぐ橋が、震災対応の司令塔となる自治体庁舎が崩壊する危険が…。

法律の壁、杓子定規な原発被害の損害賠償…なぜこの国は変われない?根源を問う。

現場を知らぬマニュアル頼みのずさんな対応に、自治体や地元住民は納得できたのか。

東電の変わらぬダメさ加減。フクイチ幹部、フクイチで働くジャーナリストが訴える。


朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内事業・サービス紹介

アンケート・特典情報

朝日新聞社会部 公式ツイッター