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【富山】

ドラえもん魅力語る 高岡で富大の横山さん授業

高岡市立中央図書館の「ドラえもんコーナー」で、生徒らに作品の魅力を語る横山さん(右から2人目)=高岡市末広町で

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 「ドラえもん学」を提唱する富山大人間発達科学部名誉教授の横山泰行さん(70)が三十日、星槎(せいさ)国際高校(本部・北海道)の富山学習センター(富山市)の生徒に、高岡市末広町の市立中央図書館で授業をし、作品の魅力を語った。

 同校は、全国に学習センターを持つ広域通信制の高校。授業は自分や他人を大切にする「共感理解教育」の一環として開き、二、三年生五人が参加。横山さんは一九九九年から研究を始め、人材の育て方などを作品から読み取る「ドラえもん学」を提唱している。

 横山さんは「百回は読んだが、年齢を重ねて読む度に発見がある。古典の名にふさわしい」と魅力を指摘。ドラえもんが未来の世界に帰り、いじめられっ子の主人公「のび太」が自立しようとする内容の短編を紹介し「転んでも起き上がる気持ちを大切にすれば、時間をかけながら少しずつ成長できるのでは」と話した。

 三年の嶋田銀次君(18)は「作品が好きで、よく図書館を訪れて読んでいる。ドラえもんの研究に興味を持った」と話していた。 (西山輝一)

 

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