U-20女子ワールドカップで、田中陽子選手たち同世代の活躍をスタンドから食い入るように見つめる一人の選手がいた。川島はるな選手(ベガルタ仙台レディース)だ。田中選手とはJFAアカデミー福島の同期で、同じ攻撃的ポジションを得意とする彼女は、サッカー王国・静岡県藤枝市出身。15歳で初めて日の丸をつけ、その後、各年代の代表に選ばれるなど、高い評価を受けてきた。
その評価の通り、彼女はアカデミー在校中に、スペインのバルセロナレディースから入団テストの声がかかる。単身、スペインに乗り込み自分の思うようなプレーは見せたものの、入団についての連絡は一向に届かない。
田中をはじめとする同期の多くがなでしこリーグへ進路を決める中、アカデミー卒校後の川島は、所属チームのないまま、一人で練習する日々が続いた。
なでしこリーグ入りを目指すベガルタ仙台レディースに川島の入団が決まったのは、今年7月のこと。しかし、チーム練習に参加していないハンデからか、8月に発表されたU-20女子日本代表(ヤングなでしこ)の最終メンバーに彼女の名前はなかった。
文字通り、エリートとしてサッカー道を歩んできた川島にとって初めて味わう大きな挫折。
彼女の目にU-20女子日本代表の躍進、そしてライバルであり、友達でもある田中の活躍はどう映ったのだろうか。
そんな川島は現在、プロ契約ではなく、会社員として午前9時から午後3時まで働き、夕方からサッカーの練習に励む日々を送る。そんな生活がもたらした彼女のある変化とは・・・。
川島選手はこう語る・・・。「海外に挑戦したり、代表から落選したり、短い間にいろいろあったけど、成長できる材料を得ることができたんだと思ってます。来年はなでしこリーグにも挑戦するので、もっとレベルアップしなければいけない。なでしこジャパンを目指しているので、これからだと思います。」
番組では、アカデミー入校から、U-20女子W杯、そして現在までを振り返り、同じポジションを争う2人の成長を描きながら、なでしこジャパンを目指し切磋琢磨する様子を追いかける。
また、川島はるな選手の所属するクラブのチームメイトで、なでしこジャパンの先輩・鮫島彩選手、なでしこジャパンの監督続投が決まった佐々木則夫監督にも直撃インタビュー。
また、ロンドンオリンピック、U-20女子ワールドカップでともに優勝したアメリカの強さに秘密についても迫っていく。