テレビをはじめ各メディアは、視聴者の皆さんや読者に与える影響力が極めて強く、その責任は重大なものがあると思います。「ぴーかんテレビ」不適切テロップ表示問題を機に、東海テレビが同じようなことが二度とあってはならないという、会社としての決意と真摯な思いを受けまして、微力ながら委員を務めさせていただければと思います。
私は放送現場におりましたので、その経験を少しでも活かせればと思っております。放送現場に一番大切なことは「風通しの良さ」、「自由闊達な雰囲気」だと思います。不幸な事件はありましたけど、それによって委縮されることなく、さらに自由闊達な雰囲気が醸し出されるように、私も微力を尽くしたいと思っております。
オンブズ東海の意義は、第三者性にあると感じております。オンブズ東海は自ら調査して意見を述べ、公表する役割を担っていると聞いており、積極的に活動することが求められていると思います。その意味では弁護士歴25年の経験を生かし、適切な調査、判断に努めたいと考えております。
より良い番組やイベントを安全、安心に作り、皆様方に提供していくことを第一義とし、さまざまな再生のための改革の取り組みを始めました。オンブズ東海では、私どもの取り組みをしっかり厳しく見守っていただき、そして足りないところや問題があれば、ご助言・勧告などを賜りたいと考えております。
委員の互選により、委員長には神尾隆氏が選出されました。事務局から東海テレビの放送基準や再生委員会答申に対する取り組みの状況、視聴者からの意見・苦情への対応等を報告しました。委員からは「放送に関するトラブルを未然に防ぐには、経験に基づく勘が働くことが非常に大事で、危ないと思った時は先輩や同僚と闊達に話し合う雰囲気があれば、問題も小さいうちに解決するのではないか」等の意見が出されました。
第2回委員会は5月15日(火)に開催を予定しています。