山形のニュース

全選挙区で連携、民主と社民合意 山形

 衆院選での共闘を模索してきた民主党山形県連と社民党山形県連は30日までに、山形県内の3選挙区全てで選挙協力を行うことで合意した。与野党に分かれた政党同士による異例の連携が成立し、両党をつなぐ連合山形を加えた3者でスクラムを組む「山形方式」で選挙戦に臨む。
 全県で連携できるかどうかは3区が焦点だった。社民が候補を擁立し民主が擁立見送りを決めた同区での協力態勢の組み方について、両県連の幹事長が調整を図った。その結果、「協力のために動ける議員を中心に支援態勢をつくる」という民主側の提案を、社民側が了承した。
 民主県連の吉村和武幹事長は「社民党とは県議会で同じ会派に所属し、1月の知事選に向けても協力態勢を構築している。衆院選も全県で連携する」と説明。社民県連の高橋啓介幹事長は「『反自民』の流れを結集して共闘していきたい」と語った。
 1、2区は社民が民主党候補を支援し、3区では民主が社民候補を支援する。与野党に分かれていることなどから、相互に候補者を推薦し合うことや、政策協定を結ぶことはしない。調整に時間を要した3区については、「民主からは、選挙期間中の陣営の集会で応援演説することなどを考えている」(吉村幹事長)という。
 山形県内では民主、社民両党が野党だった前回も、連合を含めた3者の共闘が成立している。


2012年12月01日土曜日


Ads by Google

△先頭に戻る

新着情報
»一覧
特集
»一覧
  • 47NEWS