ニュース詳細
皇帝ナポレオンの手紙競売へ12月1日 7時7分
フランスの皇帝ナポレオンが200年前にロシアに遠征した際に、部下に宛てて暗号を使って書いた手紙がオークションにかけられることになり、話題を呼んでいます。
オークションにかけられるのは、200年前の1812年に大軍を率いてロシアに遠征した際に、ナポレオンがパリの部下に宛てて送った手紙です。
手紙には数字を使った暗号で、「10月22日の午前3時にモスクワのクレムリンを吹き飛ばす」などと記されていて、手紙の最後にはナポレオンの署名も確認できます。
ナポレオンのロシア遠征では、寒さと飢えによって多くのフランス兵が死亡しました。
手紙の中でナポレオンは、「われわれの騎兵はボロボロで、多くの馬が死亡している」と窮状を訴えていて、オークションの担当者は「ナポレオンが心理的に非常に厳しい状況に置かれていたことを示す極めて貴重な手紙だ」と話しています。
この手紙は今月2日にフランスのパリ郊外で行われるオークションに出品される予定で、落札額は1万5000ユーロ(日本円にして160万円以上)になると予想されていて、地元のメディアが大きく伝えるなど話題を呼んでいます。
[関連ニュース]
[関連リンク] |
|