敦賀原発:規制委が破砕帯調査 活断層なら廃炉濃厚

毎日新聞 2012年12月01日 10時43分(最終更新 12月01日 12時32分)

敦賀原発にある破砕帯(断層)と規制委の調査地点
敦賀原発にある破砕帯(断層)と規制委の調査地点
ボーリングで採取した地層を確認する原子力規制委員会の調査団ら=福井県敦賀市の敦賀原発で2012年12月1日午前9時38分、望月亮一撮影
ボーリングで採取した地層を確認する原子力規制委員会の調査団ら=福井県敦賀市の敦賀原発で2012年12月1日午前9時38分、望月亮一撮影

 原電は原子力発電専業の会社で、電力会社9社などが主な株主。敦賀と東海第2原発で計3基の原子炉を持つ。【岡田英、畠山哲郎、柳楽未来】

 【ことば】破砕帯

 地層がずれる断層活動の痕跡の一種。ずれた断層面に沿って押しつぶされて砕けた岩石が帯状の層となって表れたもの。厚さ数センチ〜数メートルの場合が多く、大きな断層は大規模な破砕帯を伴う。12万〜13万年前より最近に動いたと確認されれば活断層とみなされる。近くの断層と連動して動く可能性も指摘されている。

 ◇敦賀原発の破砕帯を調べる有識者◇

島崎邦彦・原子力規制委員会委員長代理 東京大名誉教授で、日本地震学会、地震予知連絡会の会長を歴任した。

鈴木康弘・名古屋大減災連携研究センター教授 変動地形学が専門で、断層調査の経験が豊富。

堤浩之・京都大大学院理学研究科准教授 大規模な活断層の形態と地震の規模との関係に詳しい。

藤本光一郎・東京学芸大教育学部准教授 断層運動でできた断層岩や熱水による岩石の変質を研究する。

宮内崇裕・千葉大大学院理学研究科教授 日本活断層学会理事。精度の高い活断層図の作製に携わっている。

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