【北京=大越匡洋】中国の製造業の景況感が改善している。中国物流購入連合会が1日発表した11月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月比0.4ポイント上昇し、50.6となった。中国経済の減速ペースが緩み、3カ月連続で景況感が改善した。景気の拡大・悪化を判断する節目となる50も2カ月続けて上回った。ただ、国内外の需要はなお力強さを欠き、改善は小幅にとどまる。
PMIは全国の製造業820社へのアンケート調査をもとに算出。製造業の景況感を反映し、生産や受注などについて50を上回れば拡大、下回れば縮小を示す。
項目別にみると、新規受注指数は前月に比べ0.8ポイント上昇し51.2。2カ月連続で節目の50を上回った。在庫調整が進みつつあり、来年の春節(旧正月)の大型連休に向けて前もって増産する動きも広がる、業種別では電機、紡績・服飾、パソコン・通信設備などが好調だった。
輸出向け新規受注も前月比0.9ポイント上昇し50.2。スマートフォン(高機能携帯電話)の需要増などが追い風だ。受注動向の改善を受けて、生産指数も52.5と前月比0.4ポイント上昇したが、上昇幅は小幅にとどまった。
企業規模別では、大企業が前月比0.5ポイント上昇の51.4と3カ月連続で50を上回ったが、中堅、中小企業はいずれも50を下回る水準が続く。景況感の改善が幅広く浸透しているとはいえない。
PMI、製造業
日経平均(円) | 9,446.01 | +45.13 | 30日 大引 |
---|---|---|---|
NYダウ(ドル) | 13,025.58 | +3.76 | 30日 16:30 |
英FTSE100 | 5,866.82 | -3.48 | 30日 16:35 |
ドル/円 | 82.40 - .42 | -0.22円高 | 1日 5:49 |
ユーロ/円 | 107.17 - .18 | -0.39円高 | 1日 5:49 |
長期金利(%) | 0.700 | -0.010 | 30日 17:36 |
NY原油(ドル) | 88.91 | +0.84 | 30日 終値 |
各種サービスの説明をご覧ください。