J準加盟の申請見送り 藤枝MYFC

(2012/12/ 1 07:45)

 日本フットボールリーグ(JFL)の藤枝MYFCは30日、同日予定していた本年度のJリーグ準加盟申請を見送ったと発表した。県サッカー協会からの支援文書発行が、同日開かれた協会臨時理事会で「継続審議」とされたため。県協会が求める改善項目については後日、文書で通知されるという。
 小山淳代表と斉藤俊秀監督兼選手が静岡市内で会見した。小山代表は「経営基盤のさらなる充実が求められるのではないか」と継続審議の理由を分析した上で、「創設3年半で準加盟申請の一歩手前まできた」と成果を強調した。斉藤監督兼選手は「結果を残すためにさらなる努力をしていきたい」と話した。
 MYFCは当初、県協会の支援が承認されれば、同日付で申請書をJリーグに提出し、2014年のJ2入りを目指していた。

経営や財務基盤地元支援も判断
 県サッカー協会理事の1人は藤枝MYFCのJリーグ準加盟申請に対する支援文書の発行を承認しなかった理由に、「経営や財務基盤の充実」「さらなる地元支援取り付け」などを挙げた。
 役員構成やフロントの陣容、観客動員、ホームスタジアムの改修にかかる地元自治体の協力など、「総合的に判断した結果、申請は時期尚早という意見で一致した」という。
 ただし、J2入りを目指すという志に異論はなく、支援文書の発行は「保留という形」で、「Jリーグ入りを目指すにふさわしいクラブとなるよう、ぜひ努力してほしい」とエールを送った。


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