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2011年6月10日 (金)

ジョジョの奇妙なパクリ問題

また更新に間が開きました。

どーも、ある程度まとまった時間が取れないとなかなか記事も書けませんし(私は遅いし長いので1記事あたり1時間以上はかかっちゃいます)、震災以後なかなかそんなのんびりした気分にならない、と云うのもあるかもしれません。

幾つか下書きは書いてたりしたのですが、結局まとまりきる前に旬が過ぎちゃったりして「お蔵入り」になったりとか。使える時間は夕方の休憩時間と深夜だけなんですが、夕方はもう子供がべったりで…。そして夜は夜ですぐに眠くなるのです。既にこの4月から子供も保育園に通い出して、起床時間が1時間以上早くなっていたりするもんで。てへっ。

それでもこうして時間が取れるときに、少しずつでも書き足していこうと思ってますので、よろしくお願いします。Twitterはちょっと休んでこっちに重点置いていきましょ。

さて、先日偶然みかけたこの記事。

ジョジョの奇妙な冒険パクリテンプレ

ジョジョは1987年から第1部の連載が開始され、この6月からは第8部が連載(ジョジョリオン)されると云う既に20年以上続いている大河漫画で、コアなファンだけでなく一般のファンまで取り込んだ大人気漫画シリーズである事は皆さんご存知だと思います。2006年には文化庁の「日本のメディア芸術100選」で漫画部門の2位に選出されたりとかも。

その荒木飛呂彦の代表作である「ジョジョの奇妙な冒険」において他の作品からのパクリと思われる構図やポーズ、展開が山ほどあると糾弾しているのが上記のサイトなのです。数年前のものらしいですが。

例えばこんなのとか。

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私は基本的にジョジョファンなので援護の論調でこのブログを書いてみます。

このサイトを見ると、確かにファッション雑誌やイラストなどからのポージングの流用(あえて盗用とは書きません:後述)があるわあるわ。

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よく元ネタを見つけてくるよなぁとある意味凄く感心。可愛さ余って憎さ百倍なのか?

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確かにこの辺の写真を見ると、構図やポージングを作品に取り込んでいるのは確実です。そこには全く異論ないです。逆に探し出してきたその努力に頭が下がります。

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ただ、ここで一点気になる事があるのです。上記サイトの方は「トレースでなくても人物の顔や背景、服を変えても構図が同じならトレースと同じ著作権侵害」と書いてますが、私の記憶ではそこはちょっと違う気がするのです。

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まあここまで露骨なら叩きたくなる気持ちは確かに分からんでもないのですが…。

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しかし、構図の借用ってのは著作権においては結構難しい判断の様な気がします。写真をそのまんまイラストとして複写するのは無論著作権の侵害に当たりますが、このように構図のみ参考にした場合ってのは、そのイラスト化が「複写」であると公的に認められた段階で初めて著作権侵害になる、と記憶しています。

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また作者の荒木氏が複数のインタビューで海外のファッション誌なども参考にしている、と公言しているのは私も何度か読んだ事はあります。逐一出典は明らかにしていませんが、オマージュとして認められる範疇にあると、これらの写真については私は思うのです。

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また数年前、廃墟の写真集の構図盗用問題で裁判になった事がありましたが、先日オリジナルの写真を撮影した方の敗訴が控訴審判決で確定しました。「被写体が同じで構図が似ていても、写真の表現上の本質的特徴といえる撮影時期や角度、色合いが異なっている」ので著作権侵害には当たらないとの判決です。ちなみにこの件での各写真の比較サイトもあります。

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まあ、この廃墟写真の盗用問題については判決はどうあれ、先に撮った写真家の作品を見て撮影場所や位置、構図を真似したのはまず間違いないだろうと個人的には感じています。あ、パクったなと。

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しかし、これを著作権侵害にしてしまうと同一の風景は撮影して発表してはいけない、と云う形になってしまいます。分かり易く言うと誰かがある場所から富士山の写真を撮って発表したり作品にしたら、同一の場所で撮影した富士山の写真は今後誰も撮れなくなる、と 云う事になるのです。撮影されたくなければその場所を買い取って封鎖しろなんて過激な論調もあったくらいです。

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写真の問題と、今回の件はまた違う方向性の問題ではありますが、「構図」1本だけを抜き出して著作権侵害だと叫ぶのはちょっと微妙な感じがするのですよ。だから私はこれらは「流用」であって「盗用」とは言い難いのです。ただ微妙だと思ってるとは付記させて下さいな。

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ただ、余りにも微妙すぎるのも確かに幾つかあるのは事実です。上のこれなんて色合いから構図、服の色、材質までパクリすぎで確かに問題ありです。

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著作権(財産権)の侵害性を考えると、他人の著作物を無断で変形して使用する場合は著作権(翻案権)の侵害となります。ただし、他人の著作物を参考にヒントを得て新たに著作物を制作する場合には、通常翻案権の対象とはならないのが一般的な解釈です。

この「ヒントを得て」「新たに」ってのが曲者なんですけどね。真似したから即駄目、新たな作品なんだから全てOKって簡単に判断できる類のものではないのです。

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また、パロディと云う観点においては、原作をパロディ化したりもじった事が一見明白であり、かつ原作者の意を害さないと認められる場合には、同一性保持権の侵害には当たらないと通常考えられています。

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また、これまで漫画業界において「絵や構図が何処まで似ていれば著作権侵害となるのか」と云う視点についての研究があまり為されていなかった事もこれらの原因の1つといえるかもしれません。

無論、そのままズバリをパクったり、写真をそのままトレースしたりするのは完全にアウトです。今まで問題になって連載中止や賠償・謝罪になっている幾つかの同様の事例はそこが問題になっているのです。

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荒木飛呂彦も何度かそれをやっちゃってたのは事実です。上記の写真は市販の「タロット占い」からそのイラストを盗用し、後に誌上でお詫び文の掲載と単行本の修正が施されたもの。左が修正前、カラーのものが参考にした元のイラスト、右が修正後のものです。

他にもタロット絵柄は幾つか盗用があり単行本では修正されています。

これらは完全にアウトですが、これまで触れてきたような「構図」問題についてはこれとは完全に次元が違う気はするんですがねぇ。

そして構図やポージングの流用だけでなく、コマ割りや台詞・話の展開などもあちこちからパクってきていると上記サイトの方は糾弾しています。幾つかを見てみると…

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これはプロレススーパースター列伝のブロディの回ですね。確かに内容はともかく「表現手法」や「流れ」としては真似してます。私も列伝は好きでまだ単行本も持っているんですが、こうやって並べてみないとなかなか気付かないものですな。

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こちらは右が伊藤潤ニの「うずまき」からです。これは流石に私も気がついてました。後のかたつむりの件も。余談ですが偶然医者の待合室で読んでいたスピリッツにそのかたつむりの回が連載されていて「何だこの漫画!」とショックを受けた記憶があるなぁ。お陰様でその後、伊藤潤ニにどっぷりとハマらさせて貰いましたが。

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ホラーものはやはりお好きなようで、楳図かずおの作品からもかなり影響と云うか「ネタ」を「模倣」してますね。

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題材が近いと表現手法が似てくると云う考え方もあるのですが、これらの中の幾つかは確かにオマージュと呼ぶよりはパクリと言われても仕方が無いくらい、未消化のまま表現を借用しているのはあるように見えます。

また空手バカ一代からはこんなシーンも。

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このくらい消化されていれば、何を言われようがオマージュだろと私は言い張れるのですけどね。

先に述べた構図やポージングについては、元ネタの参考図書や写真があると公言してる部分もありますし、構図一本だけで著作権侵害だと叫びまわるのは正直どうかとは思います。写真をそのままトレースして作品の一部にしている訳でもなく、これらの構図やポージングは自分のオリジナルの発想であるとも言ってません。

ただ後半の「表現手法」においては、やはりオマージュとして消化するまでに至らず、飲み込んだネタをそのまま反映させてしまった感を受けるものは確かに散見できました。

これら「表現手法」に著作権が適用されるのかどうかは私には分かりませんし、漫画の「記号」としての共通財産としての一面があるのかもしれません。昔ながらの「思いついたときに頭の上に電球が点く」といった表現のように。

全てオリジナルであると思ってた人にとっては多少なりとも驚く内容であるだろうし、表現者としての矜持の問題、漫画のプロとして事前にチェック出来なかった編集者の問題でもある部分は確かに感じます。オマージュかそうでないかは、この後半の表現手法については私個人としては限りなくグレーではないかと。(援護派ですけどね)。

ただ、新しいオリジナルな「表現手法」を作り出す事ではなく、読者に楽しめる漫画を提供するのが漫画の目的です。余りにも厳しくし過ぎて創り手が萎縮してしまう事態は避けたいなとは考えていますよ。

その上で、他者の作品を参考にした場合の「流用・盗用・参考」の判断基準、表現技術について制作者がきっちりと明確に自己の考え方を持っていなければならない、とも思います。

余談ですが、私の好きな漫画家の一人、上條淳士の「TO-Y」にも当時同じような写真のポージング使用があったのはよく覚えてます。私が当時買っていた雑誌だったのですぐに気付いたのですが。この辺の問題はいずれきちんと整備されなければいけない時期に来ているのかもしれませんね。

Toy

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コメント

好きな作品ならリスペクトと擁護し、嫌いな作品ならパクリと騒ぐ。
結局この手の人は、もっともらしいことをグダグダ述べるけど、好きか嫌いかの主観が基準なんです。
理由なんて全部後付なんです。

投稿: zak | 2012年11月16日 (金) 10:03

「元ネタがバレなかったら困るのがパロディで、バレたら困るのがパクリ」(とり・みき@「マンガと著作権」)

ここで言うパロディはオマージュも含んでいいんじゃないかと私的には考えてます。

さて色々挙げて頂いたのですが、それらを逐一解析していくのがこの記事を書いた目的ではないんです。北斗の拳云々は下のコメントでも私書いてますしね。

※あとドラゴンボール云々で言うならキャラ設定そのものが西遊記からのリスペクトだし、ルパン三世はルブランによるアルセーヌ・ルパンのスピンオフですわな。

私は元の作品がそれをモチーフとして新しく描く作者によって消化されているかどうか、そこにしか興味がないです。

そしてパクリとオマージュの相違点についても下のコメントにも書いてますので、もしまたこの記事読む事があったらそちらにも目を通して頂ければ幸い。

パーツパーツだけを取り出して突きつけていけばそりゃ似る部分なんて幾らでもありますよ。同じ様な形をした生き物を題材にお話を作る訳ですからね。別段、荒木さんを糾弾しようとか「パクリ」作品を逐一挙げつらって否定しようとかって話じゃないので、もしそう思っての書き込みなら違いますよとだけ言わせて下さいね。

完全にオリジナルな造形・描写・設定の作品を探す方が多分大変だと思います。そして創作と云うフィールドにおいて積み重ねられていく共通認識、或いは共有認識、それらを糾弾するのはてんでお門違いの話だとは思ってます。

なのでいいんですか?と聞かれても「良い」も「悪い」もないです、今のところ。と答えるしかないです。

投稿: イシュト | 2012年9月11日 (火) 01:35

ジョジョの限らず、ぱくりは他でもお見受けしてますよ。そちらはいいんですか?
北斗の券、マッドマックスの世界観やバイクのモヒカンちんぴら。ケンシロウの顔はブルースリー。
ドラゴンボール、満月で変身。大猿はキングコング。口からエネルギー波出すのは怪獣映画のぱくり
上のウメズカズオって人の漫画で人の体から生き物が突き破ってでてくるのはエイリアン洋画
ゴルゴ13はジャッカルの日
ウルトラマンシリーズをぱくってミラーマンってのがあった。
アニメ版デビルマンでは巨大怪物に対し、デビルマンも巨大化。ウルトラマンのぱくり。
雑誌ぱくりでは、昔のカンフー漫画でよくブルースリーやジャッキーチェンのキックとかのポーズが書き写されてた。
スティーブンキングのガンスリンガーに黒澤明の用心棒のぱくりあり。
もっともひどいぱくりは、ストーリー完全ぱくりでアウターゾーンというジャンプで昔やってたオムニバス漫画で、ゲーマーがハイスコアだすとゲームに捕まり、中に閉じ込められるストーリーがあったがこれはデビルゾーンという昔のオムニバス映画のぱくり。これはひどかった。
ガンダムもどきも数しれず。
007も流行ったとき、かなりいろんな漫画でぱくられてた。
それに比べてジョジョはまだ静かなほうですよ。それに雑誌書き写しは、集英社が昔の作家にやってもいいといった方法で鳥山明も女性を書くとき、女性雑誌を参考にしてるとなにかで述べてた。
荒木さんだけじゃありませんよ。

投稿: つつみ | 2012年9月 7日 (金) 21:35

初めまして!
パールジャムの件と1stガンダムOPの件はどうなんでしょうね。調べれば発表された年月日は分かる筈なのでどちらかが真似た可能性は確かになきにしもあらずですが…。

ただ、同じ形で同じ関節を持つ生き物が、同じように表現をしている事を考えるとどうしても表現の限界はありますよね。まったく100%オリジナルのポーズや人物構図などはもうこの世に在り得ないと思います。よほど素っ頓狂なポーズでない限り。

なのでそこ「だけ」を重箱の隅のようにつつきまくるのはちょっと浅薄かなぁと云う気分があるもので、こんな記事を書いてしまったのです。

近年は諸外国でも日本の作品が評価される事も多いので、やはりそれなりに影響を与えたり模倣を生んだりしてるものもあると思いますよ。探すのは面倒臭いので(笑)その手の事がお好きな方にお任せしますけども。

ただ浮世絵が欧州に渡りジャポニズムのムーヴメントを生んだように、創作物ってのは互いに影響し合って先へ進んでいく一面もあります。ゴッホが歌川広重の模写をしたり、モネやドガがオリエンタリズム溢れる作品を描いたりとか。近年の「ジャパニメーション」と呼ばれるアニメ・コミック等の風潮も第二のジャポニズムと呼ぶ向きもあるようです。

ただ大事な事はリスペクトやオマージュと単なるパクリの相違点を見る側、描く側双方がきちんと持つ事だとは思います。単なるパクリってのは、創作の為の汗や血を流さず、楽して利益や名声のみ手に入れたいと云う思いに直結してると個人的には考えていますので、いずれその辺はきちんと整理される事になるのではと考えています。かなり時間がかかるでしょうけど。

まあ難しい問題かもしれません。ただ北斗の拳を見てマッドマックスシリーズのパクリだと顔を真っ赤にして糾弾する人はあまり見ません(私が見てないだけかもしれませんが)その表現したい内容の為にリスペクトを受けた作品からモチーフを持ってくる、それはあの時代だから許された事なのかもしれません。

あまりにも厳格に取り締まる様な風潮になってしまうと、業界そのものが萎縮し縮小し、最後は衰退してしまうような気もします。何とか良い着地点を見つけて欲しいものです。

長々とすいません。書き出したら止まらなくなりました(笑)

投稿: イシュト | 2012年2月 1日 (水) 00:11

こんばんは。初めまして。
僕は、法律云々に関してはド素人なので、違反かどうかについて述べるのは、控えさせて頂きますが、パール・ジャムの構図は、初期ガンダムのオープニングで、アムロやブライト達が手を上空に伸ばすシーンにそっくりだと思います。そのシーンを彼等が知っているのかどうかは全く分かりませんが。それから、どちらが先なのかも分かりません。
逆に外国人が日本の作品を(こう言っていいのかどうかは分かりませんが)パクッていないかどうか調べるのも一興だと思いますよ。

投稿: JET | 2012年1月25日 (水) 22:52

あらま。
このジョジョの記事はどうしてこの手の方の喰い付きがいいんだろう。DQN様が好むような臭いでも出てるのかしら。

匿名掲示板じゃないんだから、コソコソ隠れながら余所ンちの庭に唾吐いて喜ぶような真似されても困るわなぁ。頭の悪い子供かってーの。

まあそれはともかく、可哀想なんで一応まともに相手しとくと

>今まで個人のモラルでやらせてたからこういう問題になったと言いたいんでしょう。

うん。それはある意味正解かも。個人のモラルと云うか、それがモラルに抵触する事すら意識しないでやっていた人もいるだろうと云う意味で。

>だから法律でどこまで許されてどこまでがアウトか決めるべきだと言ってる。

うーん。一応自分の書いた文章を読み返してみたのね。言ってないよ(きっぱり)

そのものズバリのパクリや写真やイラストのトレースを自己の作品内に使用するのはアウトだとは書いてます。確かに。でも流用・盗用の線引きを法律で決めろなんてニュアンス、どこをどう突付いても無いんですけど。

それらの件について制作者や編集者が判断基準・表現技術について明確な「自己の」考え方を持っていなければならない、とは書いたけど、勝手に拡大解釈してフガフガ鼻息荒くされてもリンダ困っちゃう。

>それこそモラルの問題じゃない。お前のコメントの方が笑えるわ。

はい、これ要らない一文ですね。てか、これが一番書きたかったんでしょうけど、君の嘲笑は全くこちらに届いていませんでした。残念賞。また頑張って下さい。

まあ、別段誰に文句つけられても一向に構わないんだけど、明後日の方向を向いた変な難癖だと如何せん芸がないし、面白くないんですよね。その辺だけ気をつけて下さい。文章長いですけど、ちゃんと読めてますか?

ではでは。

投稿: イシュト | 2011年11月 8日 (火) 23:37

今まで個人のモラルでやらせてたからこういう問題になったと言いたいんでしょう。
だから法律でどこまで許されてどこまでがアウトか決めるべきだと言ってる。
それこそモラルの問題じゃない。お前のコメントの方が笑えるわ。

投稿: | 2011年11月 7日 (月) 06:31

あらら、またこんなのが(笑)

ブログの記事もスレッドって呼ぶんだね。こりゃ勉強になりました(笑)

どうせ見たんだろ云々って書いてあるけど、ブログの頭にちゃんと参考URL貼ってあるじゃないの。お願いだからよく見てから書いてね。

それでショックだろって?いや別段そんな事書いてないスよ。ほほお、面白い話だなぁとは思いましたけど。

それにしてもezweb持って結構あちこち移動されてるんですなぁ。各地のハッテン場への書き込みにも熱心でしたけど、お目当ての女装子さんとかに出会えました?AIDSには気をつけて下さいね。まあ人の趣味はどうでもいいですが。

あと自称30代でしたが、ポケモンって面白いですか?

投稿: イシュト | 2011年6月28日 (火) 23:51

糞スレ立てんなカス。
どうせ、2chかYouTubeでパクリ糾弾を見たんだろ。
んで、ショックだった訳だ。
可哀相に。

投稿: | 2011年6月28日 (火) 22:39

いえいえ、私も本意が見えず茶化し気味ですいませんでした。

「詩人の血を吐くような1行の重さ」は私もよく分かってるつもりです。上澄みだけすくって使われてしまう事への憤りも。

この回のブログ記事は「顔や背景、服を変えても構図が同じならトレースと同じ著作権侵害」と云う意見に対して「のみ」の反論記事の体裁でしたので、その辺についてはあまり深く掘り下げませんでした。

いずれ「その部分(モラル・矜持・流用・盗用)」についても自分なりに纏めてみようかなと云う気分にもなりました。

私も巻末に引用作品の明示はあっても良いのかなと思います。このような流用・盗用の問題が起こるのは、いまだ漫画と云うメディアが過渡期にある事の証なのかもしれませんね。

遠い将来、ジョジョが復刊され再発行される様なときには、ひょっとしたらそんな引用作品の明示をするのが業界の流れになっているのかもしれません。(紙媒体が無くなってる可能性もありますが)

投稿: イシュト | 2011年6月18日 (土) 00:20

失礼できつい言い方をしたことをお詫びします。
私はジョジョの元ネタとされている某芸術家が好きなのですが、彼に対する敬意、その他芸術家や作家たちに対する敬意が荒木氏には感じられないのです。
色んな想いや努力や苦悩や人生の結晶である芸術作品を都合よく形だけ持ち出して、「イタリアの彫刻を参考にした」とか「死んだ人の作品を真似してもパクリではない」と開き直るところに憤りを感じました。
ジョジョは面白いと思いますよ。しかし荒木氏のやり方には賛成できません。
ただ一つ擁護するとすれば、読者がジョジョを介して芸術に興味をもつのはいいことだと思います。ジョジョは読者と芸術を結ぶ
窓口の役割を果たしていると思います。
それなら巻末に堂々と引用文献や引用作品を明示してもいいと思います。
長文失礼しました。

投稿: | 2011年6月17日 (金) 22:47

あらら。貴重なご意見有難う御座います。

笑って貰えたんならそれはそれでこちらの目的は達成なんですが(微笑)

モラルの問題ってのは基本中の基本の話ですよ。ブログにも書いてあるように表現者としての「矜持の問題」ですからね。

著作権を侵害してると糾弾してるサイトに対しての私的な反論だったので、どうしてもそうならざるを得ませんなぁ。はっはっは。

投稿: イシュト | 2011年6月17日 (金) 09:01

うだうだ生半可な法律論なんか展開していて笑ってしまいました。
法的な問題というよりモラルの問題だと思いますが。

投稿: | 2011年6月17日 (金) 05:55

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